『妖精の紫』
(ネタバレありと表記するほどか分かりませんが、一応念のため……!) 今回は、ずっと気になっていた楓様の作品『妖精の紫』を読ませていただき、ありがとうございました。 梅雨と妖精……二つの単語だけを見ると、ファンタジー作品なのかと思いましたが、読み始めると現代のお話でした。その時点で自分は引き込まれましたね……。 そして冒頭から始まる詩的な表現の数々……個人的な嗜好ではありますが、言葉遊びと申しますか……詩的な(ポエムっぽい)表現が凄く好きなので、読むのが楽しかったです。情景描写も(自分的には)凄く分かりやすくて、登場人物の会話にもユーモアさを感じられました。 結局、紫は何だったのか……ミステリアスさと、翠君の心情が相まって、とても心に残る作品ですね。 拙い文章ではありますが、レビューとさせていただきます。素敵な作品をありがとうございました。