キャラクターの奥行きが魅力的
キャラクターの魅力にあふれた作品で3回ほど再読させていただきました!(今更のレビューで申し訳ありません)
一度目はもうストーリーを追うのが愉しみで毎日毎日追っかけ、少し経ってから伏線を検証しつつ(見事でした!)番外編まで。そして最後に二人の交歓をニヤつきつつ再び愉しみながら一気読み。
ありがとうございました。
恥ずかしながらこのお話の元になった企画を存じ上げなかったのですが、それでもストーリーの最初からすっと入り込み、なかなかunkoさんのイラストまでたどり着けない、じらされ加減がたまりませんでした。
宇佐さんの作品は総じてそうなのですが、こちらの作品もキャラクターの設定の細かさが、ストーリーと相まって説得力があり、まるで東京タワーの近くのオフィス街をうろつけば、まるで彼らに会えそうな気がするほどのリアリティがあります。
彼らのクセやしぐさに、それぞれの生い立ちからの生き様を感じられ、とてもキャラクターに奥行きが出ているように思えるのです。ネタバレにはなりますが、ふたりがダイビングを好む理由、周防が2週に1回はロマンチックなことを言うとか、周防が怒ると佐和が取る行動とか、阿吽の呼吸のようなものがとても自然で。隅から隅まで読み倒したい!!
そしてほぼ毎日更新。このクオリティの作品を書きながら上げていく筆力本当にすごいと思います。
読み応えのある美味しい作品をありがとうございました。