其処から笑えばいいのレビュー
江戸時代物とのいう珍しい設定を活かして、感動的な兄弟愛を描かれていた作品でした。
兄弟である事を全く匂わせず、煙管を用いて兄弟だと伝えるという流れは凄いと思います!
双子であるが故に片方は他所の子になり、本当の両親のそばに居られるのは兄だけというのが非常に切ないです。
一目兄に会いたいという芳次郎が、兄である菊之丞の姿を見て一緒にいたいと願ってしまう。それぐらい許されて良いはずなのに、盗人事件で離れなくてはならなくなった心境を考えると胸が痛いです(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
ラストは二人の明るい未来を匂わせていて、胸が温まるような素晴らしい作品でした。