兄弟というリボンについての見解のレビュー
(ネタバレと言えるほどの表現があるかは分かりませんが、念のため有とさせていただきます) 今回は(も)素敵な作品を読ませていただき、誠にありがとうございました。 【兄弟】という確かな関係性が【恋人】という不確かな関係性より幸せなのか、不幸なのか……表面的に『兄弟だから愛し合っちゃダメなんて悲しいわ! おーいおいおい!(泣)』という作品はよく見ましたが、どちらの方が幸せなのか……そこを考えさせる作品に出会ったのは初めて? の? はずです! タイトルの意味が最初は分からなかったですが『あーはん! なるほど、リボンor鎖ですか! んふー、良き』と序盤で感じたので、良作展開待ったなしな心持ちで読み切れました。いいですよね、鎖って。圧倒的拘束具ですが、それを苦痛と感じるか安息だと受け止められるか……俗物的な言葉ではありますが、一言だけ言わせてください。「エモい」と。 (そしてまさかの首吊りロープ! ガッツポーズです、自分!) 8ページからは怒涛のエモエモ連続でありました。頭の中でグチャグチャ考えていた事が、不意に感情の波と共に溢れ出すシーン……堪らないでございます。結論:最高。 (色々な方を敵に回しそうなので、大きな声では言いませんが……ワタクシ、コレヲ、セツナイ、トハ、オモワナイ……です。メチャクチャ微笑ましくないですか? 私だけですかね……解釈違いを起こしていたら本当にごめんなさい。涙=せつないではないと、声を大にして言いたいです。あ、結局大きな声で言っちゃってる……) そんなこんなで、いつもはもう少し落ち着いた文章を心掛けているのですが(圧倒的私事ではございますが)大好きな兄弟もの……しかも双方クレイジーだなんて、自分、高ぶってしまいます。と言うより、高ぶっています。お陰様で、ちょっと落ち着きのない文章になってしまい『レビューとしては不適切かなぁ』とか思っております。それもこれも、こんなに筆を走らせるようなアドレナリン&パッションを溢れさせた木樫先生のせいだと思っていますので、日々の仕事で疲れたときや、何のやる気も出ないとき、生きる気力を失った時にオススメしたい作品でございます。闇BLというタグ(テーマ)ではありますが、読んだ後の自分は圧倒的光属性付与です。たぶん背中に羽がはえていると思います。そのくらい、素敵な作品でした。 本当にありがとうございました。