縺れた想い、紡がれる愛。
博識高く美しい獣人イェレが自分に仕えている事が自慢だった。珍しい玩具を手に入れたんだ。皆んな見て、彼は僕のものだよと優越感に浸っていたヨアン。
憧れという種が芽吹き尊敬に変わる。歳月を経て生い茂った感情はなんだったのか。
身体は成熟していても心が幼いままのヨアン。イェレを愛する余り愚かな行為をしてまいましたが、愛を知らずに育った孤独な生い立ちが要因の一つだったと思うと心が痛みます。
自分の過ちを認め愛する人を苦しめたくないとイェレに気付かれない様に薬を飲む姿が浮かび涙が出ました。そんなヨアンと向き合う覚悟を決めたイェレでしたが、二人の間に立ちはだかる過去。
こちらの加筆版では、イェレの過去やヨアンへの心の機微も描かれております。
縺れた想いがほどけ、愛が紡がれる日は訪れるのか……
是非、作品をお読みください。