一度でいいから触れてみたいのレビュー
恋が芽生えて、開花して、自分には向けられない表情を見て苦しんだりする表現の仕方が秀逸でした。 最後の「そして現在に至る(4)」でえーちゃんが「アヤさんによろしくお伝えください」で、えーちゃんはきっと、自分のその気持ちを捨てることなく、忘れることなく、向き合うことができたのだな…えーちゃんがええ奴すぎて、全私が泣いております。最後の涙はきっといろんなものが入り交ざっているんだろうなあ…言葉にはできない感情が溢れて溢れてしょうがないんだろうなあ…なんて勝手に思っておりました。 楓さんの作品を拝読するのが、この作品で初めてなのですが、なんとなく「別のお話があってそのスピンオフがこのお話なのかなあ…」と読了後ふと思ったのですが、作者コメントで納得。いずれ読ませていただきます。