伝記を読んだようでした
表紙とタイトルに惹かれて読み始めた作品。 初めは捕虜となり、妾として囲われた主人公が絆され惚れてつつ……な話かと思っていましたが本格的な戦のシーン、柾木をはじめ周囲の人々の思惑・感情、それぞれの生い立ちや変化する心情、そして最終話のあの瞬間__とてもリアルで1冊の伝記を読んでいるようでした。 いえ、白勢弥一郎頼隆の伝記を読ませていただきました。素晴らしい作品をありがとう御座います。 涙が止まりません。