性癖に刺さりまくる魅力的でしかない作品……!
(ネタバレと言える表現か分かりませんが、念の為【ネタバレあり】にチェックをつけて投稿させていただきます……!)
1ページ目の詩的表現から引き込まれ『1章を1日ペースで読もうかな』と思っていたら、まさかの数時間で一気に読んでしまいました。
それほどまでに魅力的で、引き込まれてしまい、読んでいて『早く次の展開を見たい!』と思える素敵な作品です!
お話は嗅覚を失ったオメガなルカ君(主人公)が、嗅覚がないからこそアルファの暗殺者に向いていると言われ、人を殺すというところから始まります。
嗅覚がない=アルファのフェロモンを感知しないという独特な発想に、脱帽いたしました。こんなの序盤で見せ付けられたら読むしかない!
そして暗殺する為に向かった場所で、アルファな攻めエルベルト様に出会います。今までどんなアルファにも反応しなかったのに、エルベルト様にだけは反応してしまい、結果として暗殺失敗。殺されるなり拷問されるかと思いきや、何故かエルベルト様に半ば飼われる状況に!
今まで誰にも優しくされなかったルカ君は、情報を引き出す為に自分を弄んでいるとエルベルト様を警戒しますが、そうじゃない! エルベルト様もルカ君同様、相手をただのオメガではないと思っていたのです。つまり、運命の番というやつですね!
それでもルカ君は今までの経験から『運命だなんだと言って俺を絆そうとでもしているんだろう』と警戒心剥き出しですが、私は! こういう! 強気すぎる受けが! 大好きなんです!!
昨今『強気受け』とか言いながら開始速攻落ちるとかデレるとか、そんなん生ぬるい! この作品は凄いぞ! 本当に全然強気が抜けないし、意思が強いし、だからこそ萌える! これくらい強くないと『強気受け』とは言わせないぞ!
……話を戻して!
ルカ君の強気&警戒心を、ゆっくりと解いていくエルベルト様……尊いです(合掌)
……本当はもっと細かく書きたかったのですが、レビューには文字数制限があるので断念!
とにかくまとめると……!
強気受けが好きな人とオメガバ好きな人とスパダリ好きな人は読んでください!
駆け足でごめんなさい!
いつか二人で、心からお茶を美味しく飲んで、楽しめるお茶会が開かれることを夢に見ています……!
素敵な作品をありがとうございました!
ヘタノヨコヅキ