赤の激情のレビュー
溺愛、甘々の連続でとろけちゃうお話。 とにかく赤石部長のスパダリ感が半端ない!こんなハイスペックな人、惚れちゃうのわかる。二人の距離が縮まるきっかけになったのはお弁当の卵焼き。それもなんだか可愛い!上司と部下という関係だけどお互いが相手に寄り添い歩み寄っている様子がとてもよかった。そこの歩み寄りの協力者である寺井係長もとても魅力的な人でした。 順風満帆でいくのかと思いきやそこに大きな壁が立ちはだかります。それは家族の事。どう報告するか、どんな反応かあるのか緊張しながら読みました。可愛い息子、弟だからこそ色々心配にもなるし幸せにもなってほしいと願いますよね。その複雑な心境、腹立たしさ、寂しさがとても伝わってきました。それにどれだけ愛されて育ってきたのかもわかりました。しかし二人の真剣な誠意ある対応が頑なだったであろう両親や長兄の気持ちを動かしたのかな。そこからの展開は楽しく心温まるものでした。みんなが祝福し当人達も愛を確かめ合い幸せを噛み締めて様子に読んでいて心が満たされるようでした。この二人の今後の幸せな様子も読みたくなる、そんな素敵な作品でした!