切なくて、凛とした花
 遊郭のそれぞれの「花」が、皆違った美しさ且つ実体をもって描かれていて、うっとりと感嘆のため息が漏れました。  人の業は心キュッと切なくて。でも、凛とした生き様で。  菖蒲の巻は続編がありますが、他の花の行く末ももっと見守りたくなりました。