生々しい体温と湿度の込められた文字たち。
この小説をBLという1ジャンルで括ってしまうのは勿体無いと感じるほど、本当に色んな"体験"ができる作品でした。 独特な語り口調で好みは分かれるかもしれませんが、刺さる人には堪らないと思います。良し悪しではなく、私はこの文体が本当に大好きです。 その空間の匂いを感じるほど描写もセリフも"リアル"で、世界に惹き込まれます。 言語、宗教、音楽、ウヰスキー、薬物、煙草、秘密の倶楽部…作者さまはいったいどんな人生経験を積んできたんだ…!? 物語を読んで、その向こうにある作者さまの人生が知りたくなったのは初めてです。 正直、今もっとも読みたいのは"赤坂摩利支天さんご自身についてのエッセイ"かも。 話数は多いですが、1話ごとの文章量は短いので、ほんの少しの隙間時間で気軽に2話、3話と読み進めることができます。