『溺愛』という言葉の重さ
「溺愛して」と言うのは簡単だけど、愛を知らずに成長した二人にとってその言葉は大切で重いのかな…と考えさせられました。すべてを語らず余韻を残し、これから先の幸せが見えていないように思えるのにそれでも「生きてく」。先が見えなくて二人の不安が読み手に伝わってくるようです。どうか幸せになりますようにと祈らずにいられない作品でした。