作者: せい
卒業から未来に向けて始まる物語
自分が生きている世界が全てで広いと信じている高校時代。 そこが金魚鉢の中だったと知るのはその世界から解き放たれた後。 大海に放り出されて初めて、いつでも手に届くところにあった宝物が 壊れやすく、失くし難いものだと気が付く。 この作品を読んで触れてほしい、振り返った過去にある「甘酸っぱさ」と、 取りこぼした「後悔」そして未来へ続く「希望」に。