著者:ゆきじ

静かな始まりから、やがて…
大正時代の楚々とした雰囲気に包まれ、しっとりとした気持ちで一気に読み切ることが出来ました。植物などの情景描写も和の香り漂う情緒豊かなもので素敵。 物語はこの時代だからこその、しがらみ。 人間のしたたかなまでの強さ。覚悟。潔さ。さまざまな感情をのせて流れ出します。 私は最初から最後まで使用人にすっかり感情移入してしまって、ラストでは胸が押し潰されそうでした。 短編なのにお話の奥行きが深く、余韻も深いお話です。濡れ場の描写も息を呑むほど圧巻でした!
2018/04/16 12:56:00