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第6話 side S

呆気なく俺の咥内で熱い白濁を吐きだした京太は荒い息を吐きだしている。 よっぽど良かったのか目は潤んでとろんとしていた。 「ん、……っ、やめ……って!」 逃げようとする腰を押さえつけて精液を全部舐めとるように京太の先端を吸い上げる。 うまいもんじゃないし、ぶっちゃけ不味いが、京太のだから特別。 さっきイったばかりのくせにもう硬く脈動している京太のモノ。 綺麗にしてやってから咥内から離した。 「……は…っ」 やめろとか言ってたくせにその途端物足りなさそうな顔をしてくる。 それに笑いながら身体を起こして京太の唇を奪った。 軽く咥内を舐めまわす。 「おい、京」 「……な……なんだよ……っ」 至近距離で京太を見つめながら、京太のに指を這わせて囁いた。 「もっと気持ちいいことシたいだろ?」 「………っ、んな……っ、いッ」 首を振るから、指を絡めていた棹をぎゅっと握ってやる。 「京? 素直になれよ。ここには俺達しかいねーんだからさ。もっと素直になれって」 宥めるように京太のを上下に擦ってやったら、京太は目をきょろきょろさせた。 「きょーた、って。ほら」 「…………そ、そりゃシたいけど……でも」 「はい、決まりー。美千もそろそろ限界だろーしなぁ」 一旦京太から離れて美千を見る。 とっくに京太の指が抜けてしまって物欲しそうな顔をした美千と目があった。 「みっちゃん。おら、京におねだりしてみろ」 せいぜい調教された成果を見せてみ。 目で合図すると美千が起きあがって京太のモノを手で握りこんだ。 「……京くん……美千に……京くんの……おちんちんちょうだい?」 甘ったるい声で言う美千に、赤かった京太の顔がますます真っ赤になる。 ……いや、ていうか、んなおねだりいつもしてんのか。 俺の趣味じゃねーな。 あ、いやでも京太が同じようなこといえばクるかもだけど。 まぁいまはそんなことよりも―――。 「だってさ、美千にここまで言わせて据え膳くわねーなんてないだろ。はい、童貞捨てよーねー」 とりあえずゴムをつけてやってから、京太の背後に回って二人羽織りよろしく京太の腕をとる。 「ほら、美千の脚かかえろ」 「で……でもっ」 「……京くん」 「でも、でも」 「いーからいーから」 躊躇いがちに美千の脚を掴む手に力くわえさせる。 美千も自分から脚開いて京太にアナルを擦りつけるように腰を浮かせた。 ぐっと京太の背中押して、そしてわざわざ挿れやすいように京太のを掴んで先端を美千のアナルに触れさせた。 用意していたゴムはゼリー増量タイプだから、もうローター入れてる美千にはこれだけで大丈夫だろう。 「……っあ」 先端が飲みこまれて京太が呻く。 京太の背中にのしかかって押して、腰が進むようにしてやった。 少しづつ京太のが挿っていくうちに俺が押すまでもなく京太は熱い吐息をこぼしながら自ら動き出そうとしたけど、急に止まる。 「あ……ッ、ちょ、待って!!」 「なんだよ」 「あ、あれ、あれ!! あれ、取って!!」 「あれってなんだよ」 「だ、だからっ」 耳まで真っ赤にした京太が肩越しに振り返って快感に唇を震わせて、堪え切れねーって感じで首を振る。 「あれだって!」 「なんだって」 「だ、だから……み、美千の」 「美千の?」 「あ、あ、あ………なる……に挿ってるローター……? 取って」 「あー、ローターね。無理」 「え?! なんでだよ」 そりゃ童貞でアナルの締めつけはきついだろうし、しかもローターがあったらまた呆気なくイきそうだけど。 「な、美千。ローター抜けないだろ」 美千に視線を向けて念のため訊いたら美千は眉を寄せて頷いた。 「……ごめ……京くん……。これ…取ったらお仕置き……されるから……だから」 ―――お仕置き。 ぽつり京太が呟いて、なにを想像したのかごくんと唾を飲み込んだ。 「だってさ」 とりあえずさっさと突っ込め。俺が待ちぼうけになっちゃうでしょ。 おら、と最後の一押しで一気に京太の腰を進めさせた。 びくびくと京太の身体が震える。 「ひ……ッうあ……っ」 「っは…ん」 京太の呻くような喘ぎと美千の喘ぎが重なる。 挿れただけで二人とも激しく身体をびくつかせている。 動け、と京太の背中に抱きついたまま耳元で囁く。 「……く……っあ、ち……っくしょ……あ、もー!!!」 京太は熱い息を吐いて舌打ちすると、いきなり激しく腰を振りだした。 肌と肌のぶつかる音が響きだす。 俺は京太から離れて二人の結合を眺める。 よっぽど気持ちいいのか夢中になって腰を振ってる京太は可愛い。 美千はあんあん喘ぎまくってるし。 「……っあ、もー!!! くあ! 美千、ッ、みち、も、イク!!!」 って、早すぎだろう、京太。 まぁ童貞だからしょーがないのか? それにしても―――名前呼びながらイクのはどうなの。 2度目の射精に向けてあっという間のラストスパート中の京太の頭をがっちりつかんで唇を塞いだ。 「んんんー!? ッん、んん!!」 苦しそうにしてるけど舌絡めまくってやる。 でもその間も京太は美千をせめつづけ、そして―――。 「ン、ン!!!! ッ!!!!」 舌さえも痙攣させながら京太は身体を大きく震わせて白濁を吐きだした。

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