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第8話 side S
「ン!? ンー!!?」
美千とキスしながらうめき声を上げている京太。
俺からは表情が見えないけど、相当焦ってるだろうな。
そりゃそうだろ。いきなりアナルに指突っ込まれたらびっくりするよな?
でもまぁ二回もイってさんざん楽しんだんだし、今度は俺の番だろ?
もちろん、
「心配すんな、京。めちゃくちゃヨクしてやるからさ。美千だってお前に突っ込まれてアンアン言ってンだから、お前も気持ちよくなれるって」
ちゃんと京太もイカせてやる。
そりゃーもちろん、後で。
そうしないと"次"がねーしな。
ぺろり、と後から着たままのシャツをめくりあげて京太の背中に舌を這わせる。
びくびくと震える身体に笑いをこぼしながらローションで濡れた指をゆっくりと押しこんでいった。
「ン!!? ッ!!」
苦しいのか背中を突っ張らせる京太。
深呼吸しろ、と声をかけながら美千には腰を動かせと言っておく。
脚をからめ京太を抱え込んでいた美千が下から少しづつ動き出す。
京太と美千の結合部からはローションだけでなく京太の吐き出したもののせいで粘着質な水音が響いている。
ゴムはつけたけど、つけたまんまだし……意味ねーな。
かといって替えるのもめんどくせーししょうがねーか。
片手で床に置いているローションを取って京太のアナルを濡らし、腰を掴んでアナルを押し広げるように突っ込んだ指を静かに動かしていく。
むちゃくちゃキツイ京太のナカに締め付けるだけで俺の雄がはち切れそうになる。
あー早く突っ込みてーな。
んで、突きまくりたい。
アナルへの刺激は苦しそうだけど、美千が動いているせいで快感も混ざっているから京太から漏れる声はどっちつかずの微妙そうな呻き。
―――でも本当、心配しなくてもちゃーんとイかせてやる。
しかしさっき童貞すてたばっかりでアナル処女奪われてしょっぱなからサンドイッチ経験とかなかなかねーよ、京太?
目一杯楽しめよ?
心の中でそう喋りかけてるなんて京太が知るはずもなく、ましてやこれからどうなるかなんてパニックになってる京太が理解しているはずもない。
とりあえずは―――アソコ、だな。
と、俺の指を一本根元まで咥えた京太のアナルを眺めながら口角を上げ、そして探る。
少ししてしこりのようなものを発見して押しつぶすように指を動かせば、
「ッ、ンンっ!!?」
一際大きく京太の身体が震えた。
―――ビンゴ。
さ、京太、一緒に気持ちよくなろうぜ?
戸惑うような京太の喘ぎに昂る気持ちを抑えることなく、俺は見つけた前立腺を執拗に擦りはじめた。
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