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弟 完

「朝だよ、兄貴」 「え!?!?!?いっつ・・・・」 飛び起きたら腰に激痛が走り、下半身に違和感があって、目の前の弟が微笑んでいるのを見て昨日のことを思い出した。夢ではないのは確実だ。 「大丈夫?休みなんだから無理しないで」 起こした上半身を押されて、また寝る体制になった。ご飯について、今日の帰宅時間などいつもならメモを残して口頭で言わないことを報告してくる。 「兄貴、行ってくるね♡」 挙句には頬にキスして部屋を出て行った。 もう何がなんだかわからず、取り合えず二度寝した。考えるのはそれからにしよう。

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