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第58話
雨side
佑々木 聖。彼の闇は深かった……。それを、少しでも軽くしたいだけだった……。
どこで間違えてのか、俺は彼と番になって、玩具のように扱われる……。下手したらそれ以下の扱い……。
それでも、彼が少しでも気楽に笑えるなら俺はそれでもよかった…。
そんな俺たちを助けてくれたのは、愛情を知った弟で……。弟に愛情を教えてくれた翡翠さんで…。そんな彼らの抱える闇を軽くしてくれたのは、夜くんと、乱華で……。
佑々木の闇を包み込み溶かすことができるのは俺だけだと背中を押してくれたのは、兄さんだった……。
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