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闇底に沈む光に2※※
獣じみたおめき声と啼き声が、モーテルの狭い一室に充満していく。
「ほらっ、マグロじゃねえんだ、腰使えっ」
ぴしゃんっと尻を平手打ちされた。まるで家畜のような扱いだ。屈辱に目の前が赤く染まる。だが、これ以上あちこち痛めつけられるのが怖くて、必死に腰を動かし始めた。
ぐちゃぐちゃといやらしい水音が響く。
「あう…っあ、はぁ、ぁあっ、んあっ、」
この狂宴を無言で囲む3人の男のうちの1人が、カシャっカシャっとシャッターを切った。
部屋に入ってからの一部始終は、もう一人の男がハンディカメラで動画を撮り続けている。
久我が、持っていたリードをグイッと手繰り寄せた。首が一気に締まって、苦しさのあまり柵を持つ手を放し、後ろに大きく反り返る。
「可愛く撮ってもらえよ。ユウキ。おまえはドMだからな。いたぶられてちんこ勃たせてる変態の淫乱だ」
久我の手が前に伸び、ユウキの下腹でそそり立つモノを掴んだ。
「あうっ、あ、やぁ…っ」
根元を締められて熱が溜まる一方のソレを、久我の野太い指で乱暴に扱かれる。
下から腰を突き上げられ前を刺激されて、媚薬に狂った身体は強すぎる快感にぶるぶると震え出した。
閉じることが出来なくなった口から、甘ったるい声と一緒にヨダレが垂れる。どこもかしこも、自分ではもうコントロール不可能だ。
「どうだ?ん?いいか?」
よくなんかない。痛い。でも気持ちいい。
いたぶられながら調教され続けてきたこの身体は、苦しさの中に確実に快感を拾い上げていく。
もう慣れっこなのだ。
久我の言う通り、自分はドMの変態な淫乱だ。
「あっ、は、ぁあっい、いいっ、や、ぁあ」
「そうか、いいのか。気持ちいいんだな?淫売が」
久我は大きく腰を回しながら突き上げ、ペニスの先っぽに指先をこじ入れる。
「あああっ、あ、やぁっや、あううっ」
急激に込み上げてきたマグマが、出口を求めて荒れ狂う。出せない熱が逆流して、激しい苦痛と悦楽がふくらんでいく。
ユウキは必死に腰を振りたくった。
……ダメだ。ダメっ。気持ちいいよっ。よすぎて頭、おかしくなるっ。
出したい。もう出る。
でもソコは塞がれているのだ。
焦れる身体の奥底から、急激に生まれた別の昂りがぶわっとふくらんでいく。
「あっ、あーーーっ、いくっ、イクイクっやっああああぁっっっ」
悲鳴混じりに叫んで全身を硬直させた。ゾワゾワゾワっと駆け上ってくる大きな波に、意識も感覚も全てさらわれ押し流され、視界が真っ白に溶けた。
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