ああ……だめだ。 ヌメヌメとした舌だけでなく、陛下の目までが私を犯す。 「あ、こら、善(ヨ)がり始めたと思ったらなぜ顔を隠す。お前たち、ペッシェの腕を押さえろ」 「御意」 「あ、こら、やめろ！陛下も、いつまでも舐めてばかりいないで……その粗チンを私の尻穴に挿入(い)れたいとはお思いにならないのですか？」 「はっ……！い、挿入れたい……けれど、私に尻穴をしゃぶられ喘ぐ顔だけ見せてくれ！！それだけ！」 「ぁあっ……んっ、舌ではなく、先ほどから私に挿入りたくてよだれをダラダラ垂らす、このみっともないイチモツで私を喘がせてごらんなさいませ」 「し、しかし……」 「そんなに自信がないのですか。ですが、私の体も陛下に種付けされたがっているのですよ。ほら尻穴がこんなにヒクついて貴方を誘っている」 「あ……う……ペ、ペッシェに種付け……はぁっはぁっ……唾液でヌラヌラして、なんてイヤらしい穴なんだ。ペッシェ……ペッシェ……」 冷静さを失っている陛下は、私に勢いよくのしかかると、自分のイチモツを掴んで尻にあてがった。 「ぁっぁふぃっ！」 しかし剥きたての先端は敏感すぎるようで、尻穴の強い締め付けに驚いて腰を引いてしまう。 「ジェルヴラ陛下……早く中に欲しい」 尻を使ったことなど一度もないのに、幻影に影響を受けた私の体は陛下のイチモツの味を覚えていて、早く欲しくてウズウズしている。 「あ、ああ、ペッシェすぐに……この愛らしい尻穴にすぐにハメてやるからな！……いっ痛い……けどもっと奥に……ペッシェの……ペッシェの中にっっ。ぁんっ！はひっっ！」 どぷ……。 ピカピカつるりとした先端のみをめり込ませ、陛下がイッてしまった。 精液は中に注がれる事なく、ほとんどが勢いよく尻の外にほとばしる。 「ああ、やはりイチモツを縛(いまし)めねば種付けもできませんか」 「う……うう」 ガックリと落ち込む陛下のイチモツの根元を足の指でギュウギュウと掴む。 「本当に駄目な男ですね。落ち込んでいる暇があったら、再度お挿入れ下さい。私のココが貴方のイチモツを恋しがってウズウズしているのがわからないのですか？」 陛下が涙目で私をぐっと抱きしめた。 「ぺ、ペッシェ、良いのか？再び挿入れても！」 「当然です。早く挿入れ……ぁぁっっ！んっ！か、硬いっ！イイっ……！」 ドクンドクンと脈打つイチモツが、荒々しくねじ込まれた。 「んっ！ハァッ……こんなサカリのついた童貞のような挿入は王に相応しいとは言えませんよ。もっと丁寧に気遣いを持って」 「ぁぁペッシェ……ペッシェ……。顔をよく見せてくれ。この滑らかな肌。この匂い……味……ハァッ、ハァッ………！ぁぁっ……痛いのに、気持ちよくて腰が止まらん！」 痛いくらい腰を掴んで、馬鹿みたいにガンガンとイチモツを突き上げられた。 とにかく苦しいが、必死な陛下が可愛いらしく見え、全てを受け止めたくなる。 「ハァッ……ハァッ……下手くそ」 「す、すまないペッシェっ。でも……それでも私をこんなに優しくなでてくれて……ぁあっ……ペッシェ……ペッシェ」 腰を振りながら、私に口づけ、必死に口内を貪る。 「ああ……心が震える」 「何を泣いていらっしゃるのです？」 「そなたの前では常に完璧でいなければと思っていたのだ。なのに……恥ずかしい自分をペッシェに知られるたび、そなたに近づけているようで嬉しくなる。みっともない自分をさらしても、ペッシェは見捨てないでくれるんだね」 グスグスと鼻をすする陛下の腰使いが随分と優しくなってきた。 「さて、どうでしょう。しかしこの程度なら全く気にはなりませんね。むしろお可愛らしいと思えます」 「かわ………。だ、だ、だったら、もっと、もっと、そなたに甘えても良いか？」 「何を今更。さっき幼児のように雄っぱいにしゃぶりついていたのはどなたです？」 陛下の表情がふにゃんと崩れた。 「はぁぁん。ペッシェェェェェ〜！しゅき、しゅきぃ！だいしゅきぃ！ペッシェのお尻キモチイイっ！ペッシェにねぇ、いっぱい精液注いで、ペッシェを私でいっぱいにしたいよう！」 「おや、いきなり気色が悪いですねぇ。ですが、そんなお馬鹿な陛下もお可愛らしく思えます」 「ほ、本当!? ずっとね、リリーが羨ましくて、ボクもペッシェにこうやって甘えたかったのっ！」 「ほう。さらに気色悪い。とんでもないキモ親父ですね。しかし、んはぁっ……腰使いはなかなか良くなってきました」 「はぁっはぁっ！でも、ペッシェのお尻、気持ち良くて、またイっちゃいそうだよ」 「構いませんよ。むしろ何度でも注ぎ込んでください。私は、陛下に中出しされて、そのままズポズポされるのが大好き……の、はずなんです」 幻影の記憶のせいだろう。 種付けされると思うだけで、期待で尻穴の感度がどんどん上がっていく。 必死で私を求めて絡みついてくる陛下の舌……。 「ぁっ……ぁあ……」 荒い息遣いが肌をくすぐり、汗ばんだ背中をなでる陛下の手が熱い。 「んっっ……はやくっ……早く貴方の精液がほしい。そして精液まみれの尻穴をさらに陛下の肉棒でグチョグチョにかき混ぜて犯してくださいっ……」 「ペッシェ……イ…イク……出すぞっ……ぁうっ……ぁふっ……！」 トプ……。 腹のなかに小さく注ぎ込まれる。 「……え？こ、これだけ？陛下！もっと男らしくドバドバぶち込んでくださいませ！」 「ぁ……う……す、すまぬ。なんだか緊張して」 「何を今更……！」 陛下の体を引き倒し、上にまたがる。 「皮余りの粗チンですが、皮を丁寧に剥いてさしあげ、勃起時の長さも申し分ないというのに、このざまは何ですか。こうなったら、じっと横たわり、だだの性具として私を満足させてください。粗チン王でもそのくらいはお出来になるでしょう？」 「ふぁっ……ぁっ……ぁっ！イ、イったばかりなのに、そ、そんなにしたらっ！痛い！苦しい！」 「そう言いながら、まだイチモツはギンギンではないですか」 「はぁっはぁっ！しょうがないだろう、いつもは慎ましいペッシェがこんな……濡れた肉棒を勃ちあげた淫乱な姿で私にまたがって……イチモツを尻で咥えて腰をふって……ぁあ……ペッシェ……！んぁっっ！」 陛下の顔は苦しそうだが、手は必死に私を求めている。 「んぁあ……ふっ……イチモツを私のおもちゃにされた気分はいかがですか？」 「んっ……んっ……し、しあわしぇ……ペッシェ……ぁぁっ……好きだっ……！」 「ふふっ……私も……イイですよ。グチョグチョの穴を肉棒でかき混ぜられると、頭の中までぐちゃぐちゃになってっ……」 尻穴の中のイチモツの裏にあたる部分を陛下の硬いイチモツでこすると、射精感が高まり、そのまま腰を回すとパチパチと脳内に火花が散った。 「ぁあっ……コレっ！覚えておいてくださいっ。ココが私をオンナに変える魔法のボタンです」 「お、おお……！ペッシェのイチモツがいやらしく暴れて……ハァッしゃぶりたい……ううっ届かぬ、ああ、ペッシェの愛液……美味そうだ」 陛下が私のイチモツを熱心になでまわし、先走りを指にとってしゃぶり始めた。 「ぁあっイイっ！ふぅっ……ふぅっ……！達しますっ……！ぁあっ絶頂がもうすぐっ……」 「ぉはぁっっっ！ペッシェ……中がギュウギュウして……！」 「動かないで！陛下は私のおもちゃでいれば良いのです。ひぁぁっっ達するっ……！イきますっっ！！陛下の粗末なおチンチンに尻をかき混ぜられ、狂うっ！もっと……ぁあっ！絶頂が見えるっっっっ！」 「ぁひっ！ペッシェ……！搾り取られるっ……ぁ！出る……！」 ……ぁ……。 私の中で熱が弾けた。 先ほどよりも勢いよく、熱い液が私の体と心を満たしていく。 ジュワンジュワンと幸福感がせり上がり、息もできず溺れてしまいそうだ。 「はぁっ……んぁっ。へ、陛下……イイっ……ああ、良い！こんな快楽は初めてです！」 快楽の絶頂へと導いたたくましい肉体が、私の下で果てている。 汗ばむ体を優しくなでれば、とろりとろけた視線が私に絡みついた。 「ぁあ……ペッシェ……そなたは女神だ……」 「……何を寝ぼけたことを……こんな粗チンでは女神の股にハメることなど叶いませんよ。さあ、陛下。休まず、もう一度私の尻に種付けを」 「ペ、ペッシェ……何度致せば良いのだ！い、いや、致したいのは山々だが、そなたの尻は心地よすぎてツライのだ」 剥きたての子供のようなイチモツは敏感すぎるのだろうが、容赦するつもりはない。 「陛下、これは姫の夢の中、私が孕むまでは何度だってできます」 なんの根拠もなく言えば、陛下はあっさりとその気になった。 「ならば、姫のために頑張らねばならぬな。イチモツは痛むが、心ではそなたが欲しくて、欲しくて」 今度は私の背後から陛下がのしかかった。 「おおお……これも良いな。獣のようで」 「まさか、後背位でなさったことがないのですか？」 「……それは、ま、まあ」 「ほう……。ではお妃様とはどのように」 「なっっ……そのようなこと言えるわけなかろう！」 「……どうせ、正面から挑み、果てるまで抜き差ししただけで、なんの奉仕もしなかったのでしょう」 「……な……なぜわかったのだ……！」 最初のぎこちなさすぎる腰振りですぐにわかる。これまで自分から体位を変えようとしたこともない。 「陛下、私にはなんの遠慮も不要です。恥など忘れ、獣のように腰を振って快楽の果てに連れて行ってくださいませ」 振り返って舌を吸いあげれば、私の中で、再びイチモツがドクドクと脈打ち始めた。 「ああ、ペッシェ……ペッシェ……この中に私の精液が満ちているのがわかるぞ」 私の腹をなでながら、激しく腰を振る。 荒々しさは初めと同じだが、私の反応を見て快楽を与えようという気遣いが出てきた。 「陛下っ陛下……ぁあっ！もっとです！もっと種を注いで。私が孕んでしまうほどに」 「ああ、姫の夢が醒めても、この素晴らしき尻穴を愛し、腹一杯に私の種を注ぎ込んで孕ませたい！んはぁっ！……ん？しかし男のそなたがどうやって孕むというのだ……？」 何をいまさら。 そんなのただの例えだ。 ムードだ。 孕むわけなどない。 けれど……。 快楽に流され、尻に精液をたっぷり流し込まれた私も、この男の子供を孕みたいという気持ちになってしまっている。 「んっぁあ……このまま私を快楽の果てに連れて行き、貴方のイチモツ無しではいられない体にしてくださったら、きっとその時には……んっんぁっ」 「お、おお！そうだな！ああ、ペッシェ……そなたの尻穴は天国への道。そなたの乳首は幸福を咲かす蕾。そなたのイチモツは栄光への架け橋……ペッシェ……ペッシェ……」 陛下がうっとりと趣味の悪すぎる詩(うた)を詠(うた)う。 その時……。 『あら、お父さま？何をなさっているのです？』 ひゅっ……。 私と陛下の喉が同時に鳴った。