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【序】

「弱虫αでごめんなさい」 「なぜ謝る?お前は弱くないよ」 「でも」 俺は役立たずで…… ()の国の恥だと国王に言われ続けたてきた。 『お前は役立たずだ』と 亡き父に…… 「そんなふうに思うのなら、私の役に立ってくれないか?」 俺にもできる事があるの? 大きな手で頬を包んだ影が頷いた。 「私の弟として生きてほしい」 お前は将来…… 「私の子を産むんだよ」

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