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第1話

時計は静かに時を刻み、日付は4月1日になった。 遂に、三条は大学生になった。 本当に元教え子だ。 ほんの少し寂しさもあるが、喜ばしい事の筈だ。 大学に進学し、交流関係も広がり、夢へと近付く。 だらりとソファに沈むと真っ黒くなったスマホ画面に自分の顔が映る。 かくいう自分も、もうあの学校の職員ではない。 泣きながら次の学校でも頑張ってくださいと何度も言う生物教師とLINEを交換した。 後生の別れではないのにボロボロと涙を溢しはじめ焦ったが、また会う約束が出来たのは嬉しい。 悪友達も移動。 環境がガラリと様変わりしたが、あの笑顔は自分の隣にいてくれる。 寝るか ソファから起き上がるとすべての電気を消して寝室へと入った。

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