52 / 66
恋人編 第5話-4
「あ…、あの、大輝…」
背中を冷や汗が流れ落ちる。やばい、大輝…すっげー怖い顔してる。めちゃくちゃ怒ってる。
なんか…なんか言わなきゃ。
「あのさ、とりあえず話を…」
「聞きたくない」
無表情のまま冷たく言い捨てて、俺に背を向けて、大輝は行ってしまった。
目の前が真っ暗になった。
追いかける事なんてできなかった。
大輝の心を傷つけてしまったんだ。俺が。
「俺…最低だ」
ともだちにシェアしよう!
fujossyは18歳以上の方を対象とした、無料のBL作品投稿サイトです。
52 / 66
ともだちにシェアしよう!