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~プロローグ~
「………え、誰?それ」
「優紀」
「………何、ソイツ、ボクより可愛いの?」
「まさか、雅樹より可愛いヤツなんていないだろ。普通の地味な目立たない子らしいよ……ただ、何でもしてくれるってさ」
「…ふーん、それでそんなに人気があるの?………ね、その映像、手に入らないかな?」
「そりゃ、まあ、けっこう簡単に手に入るけどさ、何、気になるのか?……雅樹が気にするような子じゃないって」
「気にするか気にしないかはその映像を見てからボクが決める…オマエが決める事じゃないね。オマエはボクの言う通り黙って映像を用意すればいいんだよ」
「……………悪い」
「ボクの考えに口を出すなんて百万年早い………オマエの代わりになりたいと言ってくるヤツはいくらでもいるんだから」
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