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第20話

信じて待っていて…か。 そう言った時の、眞司の真剣な顔ったら…。 可笑しいったらなかったね。 真っ青な顔しちゃって。 ま、分からなくもないけど。 相手があの、兄貴じゃねぇ…。 でも、眞司が自分からあの兄貴の元に行くなんて、予想外だった。 ボクの予想じゃ、眞司はあのペットを自分の代わりに兄貴に差し出すと思ってたんだけど………。 違ったか………。 兄貴は眞司を手放すかな…。 手放さないだろうな。 手土産もなしじゃ、無理だろうな。 絶対、戻ってくるとか言ってたけど、相手があの兄貴じゃねぇ。 難しいだろうな。 かといって、僕もあの兄貴は相手にしたくないしな…。 …う~ん…。 諦めるしかないか。 しかし、惜しい。 これからってところだったのに。 こんな事なら、さっさとヤっとくんだった。 あ~、クソッ! ヤられ損かよ。 ……………いや、待て。 眞司がペットを兄貴に差し出す事を止めたというのなら………ペットが自分から兄貴の方に行くように仕向けたらいいんじゃないか? そうだよ。 元々、眞司はあのペットを兄貴に差し出すつもりだったんだからさ。
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