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レインボーの悩み

突き刺さるような熱い視線。その先を辿ると僕を待ち受けていたのはパールホワイトの赤い瞳だった。 「何見てるの?邪魔なんだけど」 冷たい言葉をかければその瞳が宙を泳いだ。辛そうに眉間を寄せる姿に心が躍るが、他の男に開かれた体だ。知らぬ者が触った人間に己を挿入するのかと想像すると、頭に生えるこの角で容赦なく貫いてやりたい衝動に駆られた。好き嫌いの激しさは僕が選んだ道ではない。生まれつきユニコーンだから、誰かに汚されたモノは体が受け付けない、それだけだ。 ――僕だって皆みたいに人を選ばず交じり合いたいのに 同族に聞かれたら貶される。それでも、共に戦ってきた変態レンジャーたちと時を過ごせば過ごすほど、僕の中で欲望が膨らんでいった。 気づけばパールホワイトはいなかった。彼もまた、戦いに疲れた体をレンジャー仲間と癒すのだろう。ため息をつき、自室に戻ると楽しそうな話し声が隣部屋から聞こえる。壁越しに聞こえる鮮やかな声色に耐えきれず、僕は外へと駆け出した。 ――この熱を散らさないと --fin--

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