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五月専用。夏の事故防止

「今日も暑いですね」 「まあ、8月だしな」 「インターハイもうちょっとでしたよね」 少し声のトーンを落として柴崎が言う。 「はっ。2回戦止まりじゃ相生のバスケとは言えねーよ」 吐き捨てるように根屋が言う。 「そんなこと言ってー。もたもたしてたらすぐ ウインターカップ来ちゃいますよ?」 「んー。無理。暑くて頭回んね。早く部活の休み来ねえかなあ」 「そうですね。五月さんて頭回らなくて、すぐ忘れちゃう」 「ん。先輩に対して生意気だぞ?」 「だーかーらー。こういう所!」 柴崎はロッカー脇のベンチに根屋を押し倒す。 「おい、何すんだ・・よ・・・ん。んっ」 根屋の舌は柴崎にからめとられた。 「んっ・・んっ・はあっ・・」 「ほら、これ忘れてる」 そう言って柴崎は根屋のシャツのボタンを外していく。 「えっ?いや・・つい・・」 シャツの上から乳首をキュッとつままれる。 「あっっ!」 指でクリクリ転がされ、もう片方はシャツをめくられ肌が露になった。 「んっ・・ゆ・・ゆび・・やめ・・」 「ふうん?指やなんだ。じゃあ反対側にしましょうね」 そう言って柴崎は舌で根屋の乳首の先をつうう・・と這わせる。 「あっ!ああっ・・あっはあっ・・んんっ・・そ・そこお・・・」 「五月さん。俺の腕つかんで?」 柴崎に言われるがままに腕をつかむ。体を反らせながら、 強く握った腕を離さない。 「し・・しば・・ざき・・も・・う」 「でもこれだけ反応がいいってことは、気持ちいいんだよね? 言ってみようよ。柴崎、気持ちいいって」 『なっ!このバカ!ふざけたこと言いやがって』 「言わない子はおしおきー」 柴崎が根屋の乳首を両手でキュッと力を入れ軽く引っ張る。 「ああーっ!あっ・・やっ・・そ・それ・・・」 「・・・しば・・ざ・き・・きもち・・い・・し・して・・?」 「よくできましたー。五月さん最高かわいい。もうすごく愛しちゃう」 ベンチに横になったとはいえ根屋の呼吸は少し荒い。 柴崎は根屋のシャツのボタンを留めながら、 「でもね、今日はお仕置きの日なんですよ?」 「あ?」 「この前言ったのにシャツだらしないんだもん。おしおきー」 そう言って柴崎は根屋の首にかみつく。 「いてー!何すんだよ一体」 更衣室の鏡を見ると鎖骨のそばがくっきりと赤くなっていた。 「柴崎君?」 「はい?」 「これでむやみに女の子に声かけられないし、薄くなってきたら、 部活のたびにしっかりつけるし、夏の火遊び撲滅キャンペーンですよ 俺の前以外では肌見せ禁止~」 「柴崎、てめえ、俺の夏休みを返せー!」

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