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番外編 守り守られて生きていく

蜜壺の奥で溢れた粘液が、彼が動く度に、ぬちゅ、くちゅと淫らな音を立てる。 【あっ、だめ・・・っ】 四つん這いの体勢で、シーツをきつく握りしめながら喘ぎ続けていた。 彼の雄は楔のように体奥までぐっぽりとはまっていて。腰を揺すり立て、ぐいぐいと抽送を続けていた。 【おかしくなる・・・から、・・・あっ、あぁぁ・・・】 夜が空けて、朝になったのか、辺りはだんだんと明るくなりはじめていた。 遡ること三十分前。 朝御飯の準備をしようと、彼を起こさないように布団からそぉーと脱け出そうとしたのだけれど。彼にあえなく見付かり布団の中に引き戻された。 前も後ろも解さなくても大丈夫だろ⁉そう言うなり、くるっと四つん這いにされて・・・ 後ろで一度達した彼。 それで満足する訳がなくて、ズルッと引き抜くと間髪入れずに前に突き入れ、腰を掴み自分の方に引き寄せると、ぴったりと腰を密着させ、切っ先でグニュリグニュリと奥を抉るように擦り上げてきた。 【あぁんんっ・・・】 あられもない痴態を晒し、あられもない声を上げ続けていた。 「何度でもイっていいぞ」 ビクンビクンと何度も腰が震え、そのたびに繋がっている場所から蜜が溢れ、粗相したかのようにシーツをぐっしょりと濡らしていた。 【あ・・・んっ・・・あっ、あぁぁーーっン‼】 割れ目が激しく収縮して、お腹の奥から快楽の波が一気に押し寄せてきた。 【あーーっ・・・!】 声を押さえることも、蜜壺から吹き出すものを我慢することもできず、弓なりに体を波立たせ、絶頂を極めた。 その直後。体内で彼の雄も大きく震えたのが分かった。

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