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番外編久し振りの一緒の風呂

遥琉さんがシャワーで体の泡を流してくれたからすっきりした。 「先上がるね」 「おぅ」 彼の膝の上から下りようとしたら、にやりとほくそ笑む彼と何気に目が合った。 「遥琉さん、あの……」 「なんだ?」 「手を離して欲しいの」 「なんで?」 彼の逞しい腕に腰を掴まれていて下りるにも下りれなかった。 「そうか、なるほどな。気付かなくてごめんな。未知がひっくり返ったから大変かと思って……」 膝を持ち上げられたかと思ったら、固く反り立った彼の雄が僕の体を一気に貫いた。 「あっーー、ああああっ!」 その衝撃で一瞬意識が飛んだ。 「すごいな。指で少し慣らしただけなのにすんなり入った」 「ちょっと待って、聞いてない」 「五分しかないだ。限られた時間でめいいっぱい楽しまないとな。未知、頼むからそんなに締め付けるな。動きたくても動けないだろ?」 彼に困ったように苦笑いされた。 「そんなこと言われも……あっ、あっ……そこっ、ヤダ」 ただでさえ弱い肩甲骨のくぼみに執拗にキスをされ、ゆさゆさと揺さぶられるたびに、何度も何度も痺れるような快感が波のように押し寄せてきて、甘い悲鳴と熱い吐息がひっきりなしに零れ落ちた。彼の肩に僕の指が食い込んでいることにも気が付かなかった。

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