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番外編災難続きの信孝さん

「あのー、こんなところにいて大丈夫なんですか?」 「自宅待機になった」 「そうですか、それは大変……ちゃんと質問に答えろ」 「答えているつもりだが」 「は?どこが」 「どこって……」 不適な笑みを浮かべながら玲士さんに近づく宋さん。迫り来る危険から身を守るために目隠しを急いで取ろうとした。でもどういうわけかなかなか外れない。 「誰だ、こんなにきつく縛ったのは」 目隠しが取れなくて焦り出す玲士さん。 「嬉しい反応を見せてくれるじゃないか」 頬を指先でなぞり、ふふっと笑う宋さん。 「お前には若林さんがいるだろう。気持ち悪いからそれ以上近寄んな。お触り禁止。オヤジに言いつけるぞ」 「つれないな。お前と俺の仲だろ?」 「どんな仲だよ。誤解を招くような言いかたをするな。俺には亜優がいるん……」 人差し指を玲士さんの唇の前に立てる宋さん。 「じっとしてろ」 いつになく真剣な眼差しを向けられて。どきっとする玲士さん。亜優がこの場にいなくて良かった。ほっとして胸を撫で下ろそうとした時だった。 「やだ、もう。始まってるじゃない」 出掛けていた紗智さんたち三兄弟が姿を見せたのは。 「本当に仲良しだね二人は」 「相変わらずだね二人は」 ふふっと笑う紗智さんと那和さん。亜優さんも二人につられてふふっと笑った。

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