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第1話

高橋直哉(18)は都内有数のアルファ専門の進学校に通う高校3年生である。 この学校は学問やスポーツなどにおいて将来を担う優秀な人材を集め、英才教育を行っている。 その中で直哉は野球部に所属し、エースピッチャーを3年間つとめ、歴代でも最高の功績を残している。 また、細身で色素の薄い、整った顔立ちから、すでにプロからも注目を集めている。 今日からは大会前最後となる練習が始まる。 直哉は、例年の地獄のような練習メニューを思い出し、重い足取りで練習へと向かっていた。 「そんなにゆっくり歩いてたらいつまでも学校つかないぞ。 お前は相変わらず筋トレ嫌いだな」 後ろから低い声がし、振り返ると同じ野球部でキャッチャーをつとめる同級生の佐々木亮平がいた。 「お前みたいな筋肉ばかと一緒にするなよ」 直哉はふてくされながら答える。 「お前、最近女みたいな体してきたもんな」 亮平は冗談交じりに直哉の腰に手を回す。 「っ…やめ…ろよ!ほら練習いくぞ!」 直哉は火照った顔が見えないように足早に練習へ向かった。 練習が始まると、監督からいつも通り各々の名前と専用の練習メニューが告げられた。 (っ…まただ…またなんか…へんな感じがする…っ) 今年に入ってから、直哉は度々下腹部に違和感を感じるようになっていた。 監督からメニューが発表される中、今日は最後までバッテリーの二人の名前は呼ばれず、他のメンバーは自分の練習メニューに取りかかるために移動を始めた。 直哉が疑問に思っていると、監督から倉庫に移動するように指示され、三人はグランドの裏にある用具などが置いてある倉庫に移動した。 そこで監督から意外な事実を告げられた。 それは直哉がこの間の健康診断の結果、アルファではなくオメガであることが判明したということ。 そして、オメガでもアルファ並の身体能力を一時的に引き出せるようにするには、アルファの精子を一定量入れる必要があるというものだった。 つまり、直哉はこれからこの薄暗い狭い倉庫で、亮平とセックスをしなければならないことを意味していた。 突然の宣告に直哉は思考が追い付かずにいた。 しかし、そんな直哉に構わず亮平は突然マットに直哉を押し倒した。 「これが最後の大会なんだ…これをやらないと俺もお前もレギュラーから外される…」 亮平が辛そうに眉間に皺を寄せながら直哉へ告げる。 「でも…こんなっ…他に方法があるだろっ…」 直哉は必死に説得するが、監督は倉庫に鍵をかけ、練習へと戻ってしまった。 「すまない…こんな狭い部屋でオメガのお前の匂い嗅いでたら… もう我慢できない…。 すまない…加減してやれそうにない…」 亮平は大きくそそり勃った陰茎を直哉の股関に押し付け、Tシャツの中に顔を入れた。 「亮平…ま、まって…俺まだ混乱して、アッ」 直哉の言葉も聞かず、亮平は直哉の乳首を舐め回し始めた。 「っ…亮平っ…そんなとこ舐めないで…」 直哉は必死に体を動かし、抵抗しようとするが、亮平の鍛え上げられた体はびくともせず、執拗に突起を舐められ続ける。 「お前…抵抗してるけど見ろよ…こんなに乳首たってる…」 亮平は火照った顔で、直哉に言った。 「やめっ…そんなとこでしゃべるな…」 亮平の熱のこもった息が直接直哉の突起を刺激し、直哉の下半身がどんどんと熱を帯びていく。 「…っくそ…我慢できねぇ…」 亮平は勢いよく下着ごと直哉のズボンを足首まで下ろした。 「ひゃっ…」 いきなり素肌が外気に触れ、直哉は声をあげる。 「えっろ…もっと声出せよ…お前のここもうこんなに濡れてるぜ…」 亮平は直哉のそそり勃った陰茎をつかみ、厭らしく音を立ててみせる。 「っや、やだぁ…亮平…そんなとこ触るな…」 直哉は必死に抵抗して見せるが快感で上手く力が入らない。 「…手、邪魔…」 亮平は自身のベルトを取り、直哉の両手を頭の上で縛った。 「りょう…へ…手…痛い…取ってよ…これっ」 快感と痛みで涙を流しながら、直哉は必死にベルトを外そうとする。 「…お前がそんなに言うなら、ここ、触るのやめてやるよ。」 亮平は直哉の陰茎から手を話し、内腿に下を這わせる。 内腿から足首へゆっくりとそして執拗に直哉を舐める。 「あっ…だめ…亮平の舌…熱いっ…やだ…っそんな舐めないで…」 直哉の陰茎の先からはどんどんと我慢汁が溢れ、触れてもらえないそれは、外気に触れ、悲しくそそり勃っていた。 「なあ…直哉…素直に言えよ…触って欲しいって」 亮平は内腿に唇を寄せたまま話し始める。 「あっ…」 直哉は、今まで自分が聞いたことのないような高い声をあげ、射精した。 「あ、亮平…ごめっ」 直哉の出した白濁が亮平の顔にかかったが、亮平はそれらを涼しい顔をしながら舐めとり、直哉の体についた白濁まで舐めとった。 射精後で敏感になった直哉の性器は、亮平の舌で再び元気を取り戻していた。 「亮平っ…もう無理…やめて…なんでも…なんでもするから…っ」 直哉は涙目になりながら亮平に訴える。 「っ…そんな早く終わらせたいなら…」 亮平は直哉の尻穴に指を入れる。 「い゛っ…やめて…亮平…痛い…」 直哉の悲痛な叫びが倉庫に響く。 「お前が言ったんだろ…なんでもするって…」 直哉の叫びも虚しく、亮平の男らしい太くてごつごつとした指が二本に増える。 「あっ…なんか変っ…怖い…お尻っ…壊れちゃうっ…亮平…あっ」 直哉は今まで感じたことのない異物感に恐怖を抱いたが、突然指が引き抜かれた。 驚いて亮平の顔を見ようとした直哉だったが、突然体をうつ伏せに倒され、再び尻穴に強烈な痛みが走った。 「あっ…痛い…亮平っ!」 直哉の中には指とは比べ物にならない太くて固くなった亮平の陰茎があてがわれた。 「あっ…あっ…りょう…へいっ…下がっ…擦れるっ…」 直哉の性器が下に敷いてあるマットに擦れ、快感が与えられる。 「いくぞっ…」 亮平はいっきに直哉の中に自身のそれを入れた。 「い゛っ」 直哉は快感と痛みが同時に押し寄せ、頭が真っ白になりただただ快楽に身を預け喘ぐことしかできなくなっていた。 「りょう…へい…きもち…いい…下も擦れて…きもちっ…い…もっ…と…もっと…してぇ…」 直哉からはもう羞恥心は消え、オメガの本来の姿を露にしていた。 「おまっ…それは…えろすぎっ…」 亮平は眉間に皺を寄せながら腰の動きを早めた。 「あんっ…あっ…あっ…はげしっ…い」 直哉は腰を振り、直哉の陰茎からは汁が溢れマットを濡らしていた。 「すげぇなお前のここ…マットこんなシミが出来てる…」 亮平は直哉の汁でドロドロになった陰茎に触れる。 「っあ…ん。りょ…へ…そこはダメっ…まって…りょ…へいの手…ごつごつしてっ…気持ち良すぎて…おかしく…なっちゃう…」 直哉は後ろと前を同時に攻められ、今まで感じたことのない強い快感に頭が真っ白になっていた。 「だめっ…もう…イク…イッちゃう…りょう…へい…イっちゃう…から…早く…抜いてっ…」 直哉はだらしなく口からよだれを垂らしながら必死に亮平へ訴えかける。 「お前…聞いてなかったのかよ…中に出さなきゃ…意味ねぇ…だろっ…出すぞっ…」 亮平はさらに律動を早めた。 「だめっ…だめだって…りょ…へ…赤ちゃん…でき…ちゃうよぉ…」 直哉は快感に涙を流しながら、厭らしい水音をたてて二人は絶頂に達した。 「はぁ…はぁ…」 二人は息を整えながらマットに寝そべった。 「直哉…ずっと…ずっと好きだった…いつかはこうなりたいと思ってた…でも…お前はアルファだから…ずっとこの気持ちを抑えてきた…。 でも…命令とはいえ、俺はお前にひどいことをした…すまなかった…」 亮平は直哉を見つめ、眉を下げながら謝った。 「いいよ…亮平…俺も…ずっと亮平と一緒にいられればいいのに…って思ってたから…」 直哉は顔を赤くしながら亮平の手を握った。 「やべっ…また…勃った…じゃ…もう一回な。今度はもっと優しくする…」 亮平はまた直哉に覆いかぶさった。 「えっ…まって…俺まだ…イったばっか…っ亮平…ぁん」 成長真っ盛りの高校生男子の性欲は1回では治まることなどなく、その後練習が終わった監督が鍵を開けに来るまで、何度も何度も二人は絶頂を迎えた。 高校最後の大会も見事優勝し、二人はその後、プロとして同じチームでバッテリーを組ながら、幸せな家庭を築いていった。

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