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★22-9 やられるよねコレ?【注:本命以外と】

 (かい)の腰を掴んで、自分でペニスを擦り入れるように突く。 「んッあッ! あッ……んっそこッ……いいっああッ……!」  顎を上げてのけ反る凱に煽られて。  突き上げる。斜め手前に。いいトコを責めるように。 「っい、ああッ……! まっ……あッそう、ごっあッ……!」 「くる? いいよ。イって」  動きを速める。  凱の身体が震える。 「んんッあッ……っイクッ……! くッあああッ……!」 「うっつッ……!」  中ドクドク! 入り口キュってなる!  いい……止められない……!  凱がイっても突いてたら。 「はあっああッ! んっあッ……はぁっはッ……」  フラッとする凱が後ろに倒れそうで。慌てて身体を起こし、腕を掴んだ。  引き寄せた身体が俺にもたれる。  同時に、自分の体重を支える力が抜けたみたいに凱が腰を落とした。 「あッつッ! ひっああッ……!」 「いッ……うあっ!」  奥! ゴリッとした! 何これ……!?  思わず。  俺の股間に座り込んだ格好の凱の尻を掴んで、浮かせるように支えた。 「今、奥っ、ぶつかったけど大丈夫か?」  凱が膝を立てて息をつく。俺の肩から上げた顔に苦痛はない。  けど。イッたばっかで、瞳がとけてる。 「んっ……だいじょう、ぶ……もっと、やって……」 「え、だって奥……行き止まりっぽくなってるよ?」 「そー……そこでグニッて、腸が……曲がってんの」 「そこ、何かある。硬いのが」 「尻尾の骨にあたってん、じゃ……ねぇの?」  しっぽ? 背骨の最後、尾てい骨のこと? 「奥は……ちょっと苦しくて、気持ちいー、とこ。やろーぜ」  膝をついたまま、凱が腰を前後に動かした。 「苦しいなら、あんま深くするのは嫌だな俺」 「んじゃ……苦しくねぇよ」 「とりあえず。浅いとこから、いいトコあてて。まだイケるんだろ?」 「うん。お前がイクまでは……やる」  支える手を尻から腰に移動して。身体を起こしてるから、さっきと違って俺も前後に腰を振る感じで動く。 「んっあッ……んっここっいいッ……はっ、ああッもっ……んッ!」  凱が喘ぎながらとろけた瞳で微笑む……って!  エロ過ぎない?  近いし!  あー超ゾクゾクする!  しかも。  抱き合う感じのこの体位だと……あたってる! 腹に! ガチガチのが!  堪らず、凱のペニスをそろりと握る。 「んッ! あうっ、やっ触ん、なっ出ちゃ……う、とっ……ああッ!」  いいよ出して……って、言おうとしてやめた。  出さなきゃ何度もイケるってことは。出しちゃったら攻めと同じで、何度もイクのはきついのかも。  だから、出すのは最後にしたほうがいいのかなって思った。  もうちょっと、快感に身を任せる凱を見てたくて。  ペニスから手を離し、腰の振りを長く大きくする。 「あっくっまた、くるッもっ……っんッああッ……ッ……!」  のけ反る凱の顎に唇で咬みついてから、グッと抱き締めた。 「つッ……これ……いいっ……」  ビクビクぶるぶるビクンビクン……。  凱の痙攣がダイレクトに伝わる。  イッた時の……イッてる間の、今も続くドクドク感が……もうヤバい。  おまけに。  天井から視線を戻した凱の瞳が、俺をほしがってて。  やられるよねコレ……!? 「はぁ……んっはぁっ……將梧(そうご)……つづ、けて……」  半開きの凱の口にチュッとキスして、唇をペロッと舐めた。 「ん。でも、横になろうな。お前もう脚つらそう」  ペニスを中に挿れたまま、凱を寝かせる。 「身体キツくないか?」 「うん……平気……奥まで……来いよ」  そう言って俺を見上げる凱の熱い瞳には……勝てない。  ゆっくりと。  腸壁を擦りながら奥へと進み、ここが終点ってところまで行って戻る。  それを10往復くらい繰り返した。 「んっ……あッっんんッ! んっああッ……!」  これでも俺の腕掴む手に力入ってるのに、もっと奥まで? 「凱。ほんとに奥……平気か? お前壊れない?」 「いー……の……やって……お前も気持ち、いーぜ」  笑みを浮かべられると……くるな。精神に。 「苦しくなったら言えよ」  さっきより深く、ペニスを埋める。  確かに奥の……腸の曲がり角? キュッとすぼまってるっぽいところにあたるっていうか、ハメ込む感じで。  フカフカの直腸よりキツく亀頭が刺激される。 「っあッ……んっあッ……つッあッ……!」  強過ぎないように突き挿れて抜く。その抜き差しのリズムを速めてく。 「あ……凱……気持ちいいッ……」 「んッはっああッ、ひッうあっ……あッんんッ……!」  凱の喘ぎも速く大きくなって。俺のペニスにも、さらに血流が集まってくる。 「っあッ……つッ! んッああッ……う、あッ! いいッ……んッあああッ……!」  ひときわ大きく叫ぶような凱の声に続いて。 「凱! どうしたの!? だいじょう……」  ドアの開く音と同時に、女の声がした。

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