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秘密の触れ合い

 自宅のトレーニングルームで、荒い息をしながら筋トレに勤しむ父・誠一郎を、優希はドアの隙間から覗いていた。盛り上がる筋肉に、肌を伝い落ちる汗。恋愛小説家を生業としている誠一郎は、執筆につまるとこうして身体を動かして気分転換をするのだ。 「――パパ。タオルと水、持ってきたよ」  優希はドキドキと高鳴る胸を押さえながら、トレーニングルームへと入る。真剣な表情でトレーニングにのめり込んでいた父は、現れた優希に向かって柔らかい笑みを浮かべ、「おお、ありがとうな」と答えた。  水を一気に流し込む誠一郎は男らしくて、優希は見惚れてしまった。  誠一郎は自慢の父であり、この世で唯一、愛している男だ。  喉を鳴らして水を飲む姿をじっと見つめていると、誠一郎は少し悪戯っぽく笑い、ベンチに腰掛けながら手招いた。 「おいで、優希」  誠一郎はぽんぽんと膝の上を叩いて腕を広げる。何を求められているのか理解した優希は、少し照れながら父の膝の上にちょこんと座った。その瞬間、背後からぎゅっと抱きしめられて心臓が飛び跳ねる。 「汗くさかったらごめんな」 「あっ、あ――……っ」  大きな手がするりとTシャツの中へと滑り込んでくる。突然素肌を撫でられ、驚いた優希は振り返った。 「嫌か?」 「ううん……ただ、ちょっとびっくりしただけ……ッ、あ!! ああ、ぅ……!」  きゅっと両方の乳首を摘まみ上げられて、優希は身体を震わせた。Tシャツの下では、紅く色づいた乳首が搾乳されるかのように愛撫され続けている。ひっきりなしに漏れる甘い声。その声は次第にとろけていき、自ら胸を突き出して父の手によって与えられる快感に酔いしれた。 「はぁっ……んぁッ……パパぁ……」 「可愛い優希。もっといやらしい声を聞かせてくれ」 「あ、っああ、っん……乳首っ……きもちいい……きもちいいよぉ……!!」 「ははっ……いいぞ、もっとだ。俺の手で目一杯気持ちよくなってくれ」  感じすぎて硬くなった乳首の先端を指先で弾かれ、ショートパンツの下で完全に勃起していたペニスから濃厚な白い蜜が溢れ出てしまった。ビクビクと何度となく腰が跳ね上がり、グレーのショートパンツにじわじわと染みが広がる。どれだけの量を吐精したのかが露わになってしまい、恥ずかしさに泣いてしまいそうだった。 「やぁ……ぁ、ああんッ……ん……ぁ……!」 「今日は早かったな? それに、乳首を虐められただけでだけでイッたのか? いっぱい漏らして……恥ずかしいやつだ」 「や、ぁッ、言っちゃ、やだ……」  ぐり、と硬いものが尻の間に当てられる。誠一郎の逞しいペニスが布越しに擦り付けられて、思わず腰が揺れてしまった。妖しく揺らめく腰を掴み、誠一郎は優希の耳にしゃぶりつく。 「……こんなに物欲しそうにして。いつからこんな淫乱になったんだか」  誠一郎の声には、優希の心を丸ごと包み込むような優しい色が滲み出ていた。 「パパ……もぉ、がまんできない……っ……」  膝が震え、身体中が熱く燃え上がる。誠一郎の逞しい肉棒で中をめちゃくちゃに掻き乱されて、優希の中の最も深いところで父の子種を受け止めたい。貪婪な身体は父と繋がることを心から求めている。それに気づいた誠一郎は、細く軽い優希の身体を抱え上げた。 「わ、あっ……!」 「少しの辛抱だ。ベッドに着いたら思う存分犯してやる」  腰に響く声で囁かれ、それだけでまたイッてしまいそうになる。優希はぎゅっと目を閉じて、襲い来る快楽の波に耐えた。

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