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第60話 マジ好き

「はぁ……はぁ……悪い……中だししちゃったわ……」 「……はひ……はひ……んは……」 「クソヤバ……じっとしてろよ。中から掻き出すから」 「か、掻き?う、うん……」 柔らかくなった薫の尻に指を入れ、エロ液を掻きだして綺麗にする。 掻きだしてる間もなんかエッチなことを考えてしまう自分がいて、いい加減にしろよって心の中で自分を殴った。 十分にしてからお互いにシャンプーしたり身体を洗ったり全身を綺麗に洗い、やっとバスルームから出ることができたのだ。 「あー!さっぱりしたー!もう最高満足!そして腹減ったーーーー!!」 「ふぅ……」 「あ、何か昼飯用意するから薫は座ってろよ?じっとしてろよ?何か飲むか?」 「うん、お茶ちょうだい。喉渇いた」 「OK~!」 冷たいお茶で喉を潤してから、何とか○ちゃんの焼きそばを一袋使って、二人で食べた。 肉がなかったからウインナーを入れたけどなかなか美味しい。野菜はキャベツとか人参とか適当に切っていれてみた。 「はああ、てっちゃん料理するんだね~」 「普段はこんなのしねーよ。今日は特別!腹減ってたし!」 「でも凄く美味しいよ~焼きそば」 「うん、意外と上手く作れたかも」 「二人暮らしするときは、てっちゃんが料理担当だね。楽しみだなぁ~」 「!!っっぐ!げっほげっほ……っ!ふ、二人暮らしって?」 「……高校卒業したら一緒に住む予定だから頑張ろうね。楽しみ~」 一緒にって……そ、それって同棲ってことか。 薫と俺が一緒に…… 「……お前意外と考えてるんだな」 「当然だよ。だって、毎日一緒に居たいじゃん……」 焼きそばをもぐもぐ食いながら、平気で可愛いこと言ってるこの子何?天使? 実現させることが出来るがわからないけど、薫が言っていることに乗っかることにした。 だって俺だって同じ気持ちだから。 ……毎日起きたら隣に薫がいるなんて、最高だろう。 一緒に飯食って洗濯したり掃除したり風呂入って寝て……薫と……薫と……薫と…… 「よし。実現させるために頑張るか。とりあえず勉強しねーとだな!薫くん!」 「えーー!!そこ!?」 「あったりまえだろ!基本だ基本!」 そんな会話をしながら、リビングのラグの上に二人で寝転がり、スマホを弄ったりゲームをしたり。 何気ない普通なことだけど、スゲー幸せなんだけど! 腹が満たされれば眠気も増してくるもので、クッションを枕にして、薫もウトウトし始める。 「ふぁ~昼寝タイムだな……」 「うん……」 薫を引き寄せ、腕枕をしてやると眠そうにしながら顔を胸に押し付けてくる。 薫の頭を優しく撫で、抱きしめた。 ぎゅぅぅっと抱きしめ返してくる薫がこの上なく愛おしい。 ピッタリくっついてひとつになれそう……それくらいお互いの身体をくっつける。 最高……気持ちいい…… 薫の体温を鼓動を感じながら瞳を閉じると、すぐに薫のスゥスゥという寝息が聞こえてきた。 …… 「……マジ……好き……」 愛おしい寝息を聞きながら俺も微睡み、そのまま心地好いお昼寝タイムとなった。 幸せなひと時だ。 …… しかし、 しかーし。 少しの昼寝のはずが、夕方までしっかり寝てしまい、盛大に焦ったのは言うまでもない。 エッチした自分の部屋は何もかもそのままで、ベッドの上はやらしいまま。キッチンもそのまま。食べた食器もテーブルに放置だ。 母親が帰宅するまで、イチャイチャ幸せに寝ている二人の運命はいかに(笑) お二人さん、いつまでも仲良くね!! 『ピッタリくっつきたいノ。』 ・おしまい・

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