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その後 第5話

急いで戻ると自宅の鍵を忘れたことを思い出した。 困ってドアベルを押す。 何度押しても中からの返答はない。 外には車もあったし…どこか散歩にでも出たのか? いや…そんなはずない。自分で言うのもなんだけど激しくしすぎて体が辛いはずだから出歩かないだろう… 胸騒ぎがする…どうしよう…どうしよう… その時たまたま回覧板を持ってきた大家さん、 「すいません!!鍵を忘れて出てしまって…スペアキーを貸していただけますか?」 「珍しいねぇ。しっかりものの貴方が。少し待っててね」 「急いでください!」 「どうしちゃったの?」 「早く!!」 「わかった」 ここの大家は最近ここをもらったまだ若い男だ。前の大家は彼の祖父だったようだけど体調を崩し今に至るそうだ 「巳露さん!巳露さん!開けてください!!」 ただ眠っているだけならいい…けど… 「連堂さん!」 「ありがとうございます!」 大家から鍵を受け取り開けると知らない男物の靴があった。とても草臥れている立派であったろう革靴だ 急いで中に入り扉開けると雄の臭いが充満して巳露さんの悲痛な喘ぎ声が聞こえてきた

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