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トライアングル・サマー

暑い。 猛烈に暑い。 「兄ちゃん、これで遊ぼうよ!」 夏でも元気な弟(四歳下)の手には、大型の水鉄砲。 しかもすでに大量の水が装填されている。 「そーれ!」 「うおっ! やったな!?」 撃たれたら撃ち返すのが流儀! 大学生にもなってとか関係ねぇ! すぐさま自分の水鉄砲を手にした俺は、弟と水鉄砲を撃ち合いながら庭を駆け回った。 「隙あり!!」 「甘い!」 弟が放った水を避けた時、背後から「わっ!」と声がした。 振り返って見れば、幼馴染の瑞希(みずき)が浴衣姿で立っている。 ちなみに瑞希は弟の一つ年下。 「うわ、ごめん」 「ごめんなさい……もう、兄ちゃんが避けるからぁ」 「普通に避けるだろ!」 理不尽な事を言う弟に突っ込んでいると、瑞希がクスクスと笑った。 「僕こそ、急にお邪魔してごめんね? 近くでお祭りやってるらしいから、誘おうと思ったんだけど……」 悩ましげに眉を寄せた瑞希が、袖の端を持って、自身を見下ろす。 一緒に目線を下げた俺と弟は、同時にゴクリと喉を鳴らした。 濡れた薄水色の浴衣が、瑞希の肌に貼り付き、乳首がうっすらと透けている。 「僕、ちょっと着替えてくるね」 瑞希が恥ずかしそうに苦笑した。 俺と弟の股間はすでに臨戦態勢を取っている。 ――そうなれば、やる事は一つ! 「確保!」 俺の雄叫びに反応して、弟が瑞希を抱き上げた。 「え、ちょっと……」 突然のお姫様だっこに戸惑う瑞希を連れ、俺と弟は家の中に突進する。 「弟よ、今何時だ?」 「二時三十分だよ、兄ちゃん」 「親が帰ってくるまで、後二時間」 「充分だね」 「な、なんの話!?」 頷き合う俺と弟に、慌てる瑞希が可愛い。 一目散に風呂場へ連れ込んだ俺達は、瑞希を壁際に立たせ、左右から頬にキスをする。 これが合図。 「ん……待って……あぁっ……!」 瑞希の制止に構わず、俺と弟は同時に瑞希の乳首を咥えて吸った。 もちろん浴衣の上から。 濡れた布ごしに歯を立てたり、湿気を吸い取るようにすする。 「ふゃ……あん……」 ビクビクと身体を震わせる瑞希の一物が、脈打つように膨らんでいく。 「瑞希君の胸、立ってきたよ、兄ちゃん」 「どれどれ……? 見せてくれよ、瑞希」 小さく「ん……」と鼻を鳴らした瑞希が、浴衣の共襟(ともえり)に手をかけ、恐る恐ると左右に開いた。 プックリと膨らんだ乳輪の真ん中で、小さなピンク色の粒が存在を主張している。 舌舐めずりした俺は、瑞希の乳首を摘まみ、クリクリとこね回した。 「あ、あん……」 艶っぽい声を漏らした瑞希が、もっととねだるように胸を突き出す。 「ほんと、瑞希は乳首が好きだな」 「うん……乳首……好きぃ……」 瑞希が上気した顔でニッコリと笑う。 「兄ちゃん、こっちも食べ頃みたいだよ」 弟がクスクスと笑いながら、瑞希の膨らみを指先でなぞった。 「やぁ、ん……も、もっとぉ……」 「もっと……? もっと、どうして欲しいの?」 甘えた声を出す瑞希に、弟が「わかんない♡」と言いたげに小首を傾げる。 この小悪魔め。 まぁ、面白そうだから、俺も手を離して瑞希の反応を待つ。 胸元をはだけたままの瑞希は、肩で荒く呼吸しながらパンツをずらし、今度は下を広げて見せた。 布の隙間から、瑞希の肉棒がニョキッと顔を出す。 「こっち……下も、触って……」 「瑞希君、可愛い♡」 「ご褒美……」と呟いた弟が、瑞希の前に膝をつき、勃起したモノをパクりと咥えた。 そのままヂュプ、ズチュ、と激しくすする。 「ふや……あっ……あぁん……気持ちぃ……ん……」 甲高い嬌声を上げながら、瑞希がビクビクと身体を震わせた。 俺は「触って」とばかりに突き出される胸に手を伸ばし、二つの粒を摘まんで捏ね回す。 「ひゃん……乳首……乳首も、良いのぉ……」 「瑞希君は欲張りだね。こっちも欲しいんじゃない?」 一度口を離して囁いた弟が、瑞希のお尻に手を忍ばせる。 いつの間にローションを出したんだ、弟よ―― 「あぁんっ……! 後ろ、良い……全部……気持ち良い……あ、あっ、あぁ……」 腰をくねらせてよがる瑞希が、トロけた顔で舌を伸ばす。 キスを求めるような顔に応えて、俺は瑞希の舌に舌を絡ませた。 「んっ、ふ……ンン……」 瑞希が甘く鼻を鳴らす。 クチュ……チュプ…… 唾液の混ざり合う卑猥な水音が、俺の股間を刺激する。 「ン……も……イく……ン、はぁ……」 キスの合間に呟く瑞希が、ヒクヒクと身体を震わせて、快楽の涙を溢した。 「イって良いよ、瑞希君」 一度口を離した弟が、改めて瑞希のモノを咥えるなりズゾゾゾ――! と啜り上げる。 「ンン!? ンッ、フ……ンゥウ……ッ!!!」 絶頂に達した瑞希の悲鳴をキスで呑み込む。 下から、瑞希の出した物を飲み込む音がした。 俺が唇を離してやると、瑞希は舌を出したまま、犬のように呼吸する。 弟も口を離すと、瑞希の身体は壁を滑り脱衣所の床にへたり込んだ。 弟がフフッと笑う。 「ごちそうさま」 ペロリと自分の唇を舐める弟に、瑞希の頬がカアッと赤く色づく。 「ホント、瑞希は可愛いな。――俺のもこんなになっちまった」 下着ごとズボンを下ろすと、天を向く俺の欲望に、瑞希の喉がゴクリと鳴った。 「欲しいか?」 「欲しい……大兄ちゃんの、舐めさせて……」 上目遣いでおねだりする瑞希に、俺は自分の肉棒を突き出す。 「良いぜ。好きなだけ舐めろよ」 「うん……」 照れたような可愛い顔で頷いた瑞希が、嬉しそうに俺の息子を咥えた。 瑞希の唇が俺の肉棒を扱き、舌先でカリをくすぐられる。 まだ(つたな)いけど、なかなか気持ち良い。 「兄ちゃんだけズルい」 ムスッとした弟が、瑞希の後孔に指を滑らせる。 「ひゃん……!」 「こっちの口も、欲しいんじゃない?」 「あ……ん……欲し……」 俺のモノに舌を這わせながら、瑞希が腰を浮かせた。 トロンとした顔しちゃって、まぁ―― 仕方ないな。 俺が横に移動して膝立ちになると、瑞希も俺に合わせて身体の向きを変え、四つん這いで尻を突き上げる。 「へへ……」と唇を舐めた弟が、下を脱いで瑞希の腰を掴み、ローションを垂らす。 「ン……ふ……」 瑞希の甘い鼻息が漏れる。 さっきさんざん弄ったからか、少し慣らしただけで、瑞希の恥部はすぐに弟の肉棒を呑み込んだ。 「んぐ……うぅ……」 俺の息子を咥えたまま、瑞希がビクビクと身体を震わせる。 「瑞希君の内、相変わらず気持ち良い……動くよ」 ズチュ……ヂュプ…… 「あっ……んん……ふぁ……」 健気に奉仕を続けながら、瑞希は抑えきれない嬌声を漏らす。 はっきり言って可愛い。 だがのんびりしている余裕もない。 俺が弟に目配(めくば)せすると、弟はニヤリと笑い、激しく腰を動かし始めた。 「あん……! や……激し……あぁっ……!」 瑞希が堪らず口を離し、ガクガクと身体を震わせる。 パンパンと肌のぶつかり合う音が(なまめ)かしい。 すっかり忘れられた俺は、腰をおろして瑞希の顎を持ち上げる。 ヨダレにまみれた唇を舐めてやり、喘ぎ続ける瑞希の唇に口付けた。 「ん……!」 「あぁ……良い締め付け……もうイきそう」 どうやら瑞希は、セックスの最中にキスされると興奮するらしく、弟が恍惚(こうこつ)に目を細める。 特に舌を絡めた深いキスが好きで、すぐに射精してしまうらしい。 「んぅ……く……ふああああぁぁぁっっ!!!」 甲高い悲鳴を上げた瑞希が、背中を仰け反らせて達した。 絶頂と同時に締め付けたのか、弟が「クッ……」と呻き、腰を震わせる。 甘い吐息を漏らした瑞希が、尻を上げたまま肘をつき、頭を俺の太股(ふともも)に乗せた。 気持ち良さそうな瑞希の呼吸が、少しくすぐったい。 少しして、弟が自身を抜いた。 「あん……零れちゃう……」 残念そうに呟いた瑞希が、誘うように尻を小刻みに振る。 男はペロリと唇を舐めた。 「じゃあ、栓をしてやらないとな」 すぐさま弟と場所を代わった俺は、瑞希を横に転がし、正面から肉棒を挿入する。 「あっ……あぁ……大兄ちゃんの、おっきい……」 入れただけで感じたのか、瑞希の身体がヒクヒクと震えた。 俺も気持ち良い。 俺の欲望を最奥まで呑み込んだ瑞希の恥肉が、むしゃぶりつくように蠢いている。 すぐにでもイきそうになる息子を我慢させ、瑞希の身体を抱き起こす。 「あ、あぁん……!」 自重でさらに深く肉棒を(うず)めた瑞希が、甘い悲鳴を上げ、俺をキュッと締め付けた。 「瑞希君? 浴衣、乾かして上げる。脱がすよ?」 「ん……は~い……」 弟が瑞希の腰に結ばれた帯を解き、片手ずつ脱がせる。 濡れた着物は弟に任せ、俺は瑞希を抱えたまま立ち上がった。 「あ……」 引力に従って俺の肉棒に貫かれる瑞希が、小さく声を漏らして、俺にしがみつく。 そのまま俺は歩き出した。 「あ……あぁ……やっ……あっ……」 一歩ごとに振動で感じた瑞希が短く喘ぎ、身体をビクビクと震わせる。 もちろんそれで終わりじゃない。 俺が向かうのは二階だ。 つまり―― 「やぁっ! あっ! ラメ、ラメ――イくっ、イっちゃうぅ!」 階段を一段上がるごとに恥肉を突き上げられる瑞希は、俺の背中をガリガリと引っ掻きながら、快感で目を白黒させている。 ちなみに家の階段は十四段。 二階の俺の部屋に着くまでで、瑞希は二回昇天した。 ついでに俺も、瑞希の内に一回出している。 「大丈夫か? 瑞希?」 「うん……もっと……もっとちょうらい……」 「いくらでも」 下を繋げたまま、瑞希をベッドに寝かせた俺は、ゆっくりと腰を振り、瑞希の蜜壺を掻き混ぜてやった。 「あ……ん……いい……気持ち、いい……」 瑞希の身体が、俺の動きに合わせて揺れる。 そして弟が部屋に来る頃合いを見計らって、激しく瑞希を突き回した。 「あ、あぁん……! いい……イく……イくぅぅ……ッ!!」 瑞希がビュクビュクと欲望を吐き出し、俺も内に注ぎ込む。 「大兄ちゃん……キス……」 甘えるように手を伸ばしてくる瑞希を抱き起こし、濃厚に唇を合わせていると、弟がノックも無しに部屋へ入ってきた。 「お待たせ~。兄ちゃん、バスタオル忘れてるよ?」 「おぉ、サンキュ」 弟が持ってきたバスタオルをベッドに敷き、その上に瑞希を寝かせてから、俺はゆっくりと自身を抜く。 ゴポリと溢れてきた白濁がエロい。 「いっぱい出したね、兄ちゃん」 「まだ足りないよな? 瑞希?」 「うん……もっと……」 トロンとした顔で微笑む瑞希が、M字に足を開き、自分で尻を割り開いた。 「いつもみたいに、二本、ちょうだい?」 ――第二(ラウンド)開始だな。 …………End.

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