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物語本編 16

端山「本当にジャム屋さん? 店は? 敷地内?」   きょろきょろする    三田「店は無い。道の駅と、そこの車で地元のイベントに出店を出すんだ。    火曜は家の前の、あの看板のところで半端ものを売る。」   (イベントに屋台を出すんだよ)   あごで指す方に移動販売車。山之上ジャム工房/いちごみるく/イタリアンソーダ の文字 三田「農協の作業室を借りて、果物を煮て瓶に詰めるからここに設備はないんだよ。ジャムや、コンポート、フルーツソースを売るんだ。」 吉田「三田さーん、お邪魔するよー!」   玄関先から声がかかる。

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