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物語本編 25
鈴木「……お前、俺のどこがいいわけ?」
隣から向けられる財前の視線を感じながら、鈴木は傘の骨を伝って落ちる雫を眺めて問う。
鈴木「男だし、顔だってお前みたいなイケメンでもないし、至って普通じゃん」
鈴木の言葉を受けて、今度は財前が何かを考えるように天を仰ぐ。
真剣な顔で、暫く黙って考え込んでから。
財前「わからないな」
宙へ向けて呟く財前。
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