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〇南極・流氷の見える丘(夜)  暗い中、ペンギンの鳴き声が聞こえている。  高さ2メートルくらいの崖から下を覗き込む温井。 温井「いた! 北畠さん!」  下にいた北畠が温井を見上げる。 温井「はあ……探しましたよ、全然姿が見えないから……」  歩き疲れた温井は崖の上にしゃがみ込む。 北畠「そこ、危ないから!」 温井「……え?」 温井「わっ!」  言われたそばから足を滑らせてしまう温井。 北畠「おいっ!」

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