6 / 34

本編 04

[回想シーン] リゲル《あれは、四百年前の星座サミットの時。 ベテルギウス様のお供で神殿を訪れたオレは、会議の間、神殿の図書館で時間を潰していた》 回想のリゲル「うわあ〜〜!」 衣装は① 円柱に作られた天窓から光が差し込む。 視界いっぱいに広がる本達に、まだ幼さの残るリゲルが目を輝かせて本棚を見上げ歓声を上げている。 リゲル《見たこともない本の山に夢中になって時間が経つのも忘れた。 そして、オレは上の方にある洋書の背表紙が気になって》 ぴょんぴょんとジャンプするリゲル。なんとか人差し指が本の背に引っかかるも身長が足りなくて取れない。 真っ赤な顔でプルプルと反らした身体を震わせるリゲル。 そんなリゲルの顔に黒い影が落ちる。

ともだちにシェアしよう!