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智之「いえ、すみません……」
寛也の存在を思い出して直ぐに我に返る。
寛也「どうした? 何があったんだ? 俺に話してみろ」
智之「いえ、お客様にお話しするなんて……」
寛也「良いだろう? 別に俺は客じゃねぇし」
あまり綺麗ではない裏口で、寛也が隣にしゃがみ込んだことから智之は『確かに客じゃないかもしれない』と思う。
智之「実は先輩から虐められていて……」
智之の隣でうんうんと頷く寛也。
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