6 / 34
04
唇を引き結んで俯く一哉。諒一から顔が見えない。
動く唇だけが諒一に見える。
一哉「悪ぃ。俺、もうお前とは関わりたくねぇわ。今後一切連絡してくんな」
驚く諒一の顔。
諒一「ぇ…?」
振り返らずに歩き去り、片手をあげる一哉の後ろ姿。
■モノローグ 諒一
声をかける事さえ出来なかった。
追いかけて腕を掴むことさえも、俺には出来なかったのだ。
取り残され、立ち尽くす諒一。
ともだちにシェアしよう!
fujossyは18歳以上の方を対象とした、無料のBL作品投稿サイトです。
6 / 34
ともだちにシェアしよう!