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 唇を引き結んで俯く一哉。諒一から顔が見えない。  動く唇だけが諒一に見える。 一哉「悪ぃ。俺、もうお前とは関わりたくねぇわ。今後一切連絡してくんな」  驚く諒一の顔。 諒一「ぇ…?」  振り返らずに歩き去り、片手をあげる一哉の後ろ姿。 ■モノローグ 諒一  声をかける事さえ出来なかった。  追いかけて腕を掴むことさえも、俺には出来なかったのだ。  取り残され、立ち尽くす諒一。

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