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 朱華、辰典が去った後、涙を拭いながらポストから手紙を取り、部屋に入る。手紙をテーブルに投げ、泣いている葉菜を布団に寝かせる。 朱華「うるさいよ!」  葉菜を叩いてしまいそうになる。すんでのところで手を止め、書道の道具を床に出す。 朱華「なんで、なんでよ……っ」  和紙に文字を墨で書き殴る朱華、涙が墨を滲ませる。文字は「昵懇(じっこん)」。 朱華の心の声「信じ始めてたのに……」

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