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本文24
○その日の下校時
壱歌をおんぶし走る求。
不良達を撒きもうすぐ壱歌の家につくというところでふたりの前に一匹の子猫が現れる。
求 「(ネッコ!!)か、かわいい」
猫に気をとられ壱歌を背中からおろし、猫に手を差し伸べる求。
ふたりの背後から忍び寄った不良の一人がクロロホルムを含ませたハンカチを壱歌の口にあて、そのまま壱歌を抱えて逃亡。
求は猫に夢中で気付かない。
求 「かわいいなぁ。ねぇ、先輩」
振り向き壱歌がいないことに呆然とする求。
地面に置いてある一枚の地図(不良君の手書き)を見て猛然と走りだす。
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