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天心、デスクに足を投げだし、頭の後ろで腕組み。
志童はその前にあるテーブルの上を片づけながら、
志童「で、どうするの? 言う?」
天心「言っても信じないだろ」
天心「夫の悪霊払いをするってテイで、依頼人の方に憑いてるアレを祓うしか……」
志童「うまくいくかなあ?」
天心「あの蛇女を、依頼人から引きはがせれば楽なんだけどな」
志童「でもどうやって?」
天心「さあ? なんかほかのもんに興味を向けさせるとか?」
志童「ほかのもの……?」
志童、首を傾げる。
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