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○翌日 M音愛 『天さんの提案にシノさんは反対していたけれど』 『天さんにはシノさんもお手上げのようで、奇妙な共同生活が始まったのでした――。』 ○同日、夜  動画編集を終え仕事部屋から出てくる篠宮。  天と音愛はリビングで対戦ゲームをしている。 篠宮「じゃあ、俺は帰るけど……」 天 「おう。お疲れ」 M音愛 『この部屋はあくまでふたりが仕事用に共同で借りている部屋であって自宅ではありません。』 『よって本来ならば天さんも仕事が終われば自宅へ帰るはずなのですが』 『僕をここに置くと決めた天さんは、僕がいる限り自宅へは帰らないと言い出し……』 篠宮「天。お前、マジで泊まんの?」 天 「(ゲームをやりながら)うん」  ため息をつきながら玄関へ向かう篠宮。  篠宮を振り返る音愛。

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