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2人の甘い時間 5
いつもならもっと抵抗しちゃうのに雰囲気に流されてしまう。
湯船に浮かぶ赤い薔薇の花びらや甘い香りのアロマキャンドルのせいかもしれない。
こんな事されたら何をされても許せちゃう。
「ごめん。聖輝が可愛すぎて止めれなかった。」
「大丈夫だから蒼大。もっと僕に触れてよ。」
「あまり煽るなよ。そうじゃなくても今日は抑えがきかないかもしれない。」
「蒼大のガチガチだもんね。」
さっきから僕の背中に硬く立ち上がった蒼大自身が当っていた。
僕で興奮して感じてくれると思うと嬉しくなる。
「寒くないか?」
「うん。なんだか逆上せちゃいそう。」
「その・・・聖輝の中に入りたいんだけどダメかな?」
気を使いながら言う蒼大がなんだか可愛く思えて僕はクスリと笑ってしまった。
「ダメ?」
「僕も蒼大が・・・その・・・欲しい。」
恥ずかしいけど最後の方は小さな声になったけれどちゃんと欲しいと言ったよ。
蒼大に聞こえたかな?
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