1 / 1

第1話

投稿したオメガバース自著の解説…というかあとがき的なものを書きたかったのだけど、コンテスト出品作はどれも字数ギリギリで書くスペースがなかったし、新たに設置されたアトリエブログに書くにも文量が多すぎるし…、こちらにちょっと書かせてくださいませ<(_ _)> 自作語りなのでそういうのがお嫌いな方は、そっと目をそらして見なかったことにしてください。 なお、若干のネタバレもありますので、できればコンテスト出品した四作及び関連作を読まれてからの方がよいかと思われます。もちろん、気にしない方やあとがきを先に読む派の方は未読でも。 あとがきを読んで作品に興味をもっていただければ、それはそれでアリかなとも思うので(#^.^#) さて、前置きが長くなりましたが、ここから各作品の「あとがき」です。 一本目、「偽りのΩ」 これ、徹夜で一気書きしました。徹夜で書いたのほんとーに久しぶりで、気づけば窓の外が白んでいてビビりました。その日はしんどかった…。 基本的に短編は一気に書き上げるスタイルです。勢い大事。でも、徹夜までしようとは思っていなかった。 (あ、誤解のないように付け足すならば、一気書きを推奨しているわけでも誇っているわけでもなく…単に個人的に書きやすいというか…一気に書き上げないとネタを忘れちゃうというか…その方がうまく書ける気がする…みたいな、もろもろの理由があるからだけです。短編でもじっくり練り込んだ方が良いとおっしゃる方もいるでしょう。作者としては執筆スタイルは人それぞれだと思ってます。プロットがある方がうまくいく人もいるし、ない方がいい人もいる。大事なのは自分のやりやすいスタイルを見つけることかな…と思ってます…というか信じてる? これでいいんだ…と思ってないと書けなくなっちゃいそうで怖い) 話を戻して…。「偽りのΩ」は思った通りに書けたには書けたんですが……、ここで悪癖発症。 続きが書きたくなってしまいました。 下手に短編に手をつけると、これまでにも半分くらいがシリーズ化していったので、よっぽどでなければ手を出さなかったのですが、結局、いつものパターンになってしまいました(というかね…シリーズのやめ時がわからない…ホントわからない、わからないから増えていくし伸びていくばっかりなんですよね…、好きで書いてるんだからいいんだけど、未完シリーズばっかりで、これでいいのかな…いやよくないよね?と時々思ったりするのです)。 それでも、続きもざかざか書き上げて一応エンドマークをつけたので、オメガバースに関しては、それ以上には伸びることはないでしょう。…たぶんないはずです。ひとまず満足しました。 ……続きを書いてしまったのでもはや言い訳にしかならないのですが、どの短編も書きだしたときに、あらかじめ続きを考えている…ということはまずないです。その話だけで一つのものになるように作っています。 「偽りのΩ」に関して言えば、引きの強い終わり方で、いかにも続きがありそうな感じではあるのですが、初めからあそこでENDをつけるつもりで話は出来上がっていました。思わせぶり…というか一応、余韻を楽しむ的なものを狙って書いた作品です。…でもこれ、見ようによっては「ここで終わり!?」というがっかり感にも繋がるんですよね。 作者がこれでいいと思って書いたものが、必ずしも読む方に「いい」と思ってもらえるとは限らないので、毎度アップするときはどのお話でもドキドキしますし、だからこそ反応がいただけると本当に嬉しいです(*'ω'*) 二本目、「まがい物のα」 エロい話が書きたくて書いた話です。一本目にエロを入れられなかったので、ちょっぴり消化不良でした。 一本目の後悔を踏まえ、これは昼間書きました。やっぱり一気書きだったけど、昼間だった分、身体は楽でした。 昼間っからエロい話を書いている自分にちょっと首を傾げましたが、まぁいつものことです。性描写は夜に書いた方がエロくなる気がするんだけどね。 んでもって翌日読み返して、ぎゃひぃ~恥ずかしか~ってなったりする(笑) 一本目と二本目の執筆時間帯を逆にすればよかったです。 これは「偽りのΩ」に名前だけ出てきた兄の話。 こういう拗れている話が好きなんです(笑) 一人称で書き出して、しっくりこなくて途中で三人称に変えました。あ、冒頭の一人称表記はわざとです。 ちなみに、これタイトルがはじめは「紛いもののα」だったんですが、どうしても「粉いものα」と読めてしまって、途中でタイトル変更したいきさつがあります。 …粉ふき芋の話じゃなくてオメガバースだよ、と主張したかった。 そしてなにより、エロい話を書いたつもりでいたのに一個も「エロい」リアクションがなく、地味にへこみました。エロってむずかしい…。直接性描写があるこっちや「運命のΩ」がゼロリアクションで、性描写のない一作目「偽りのΩ」にはけっこうリアクションいただいているんだよなぁ…、寸止めの方がエロスを感じるのか、どうなのか…。奥が深いです。 …あ、単に作者がエロシーン下手なだけって話なのかも知れないけど(;^ω^)←むしろその可能性大 三本目、「運命のΩ」 一本目、二本目を書いて、もういいかな…と思いつつも、まだ何か物足りなくて書いた話です。 そう何が足りなかったのか。 オメガバースといえば発情期!なのにヒートの描写がほとんどない! ……ということに、二本投稿し終わってから気づきました。 毎度毎度気づくのが遅すぎます。 ようやく普通に…普通にαとΩのカップルを書けた気がしなくも…ない…、ってところが自分的にポイントが高かった。目的であるヒートも書けたし(笑) キャラが素っ頓狂なのは、これまた毎度のことなので諦めるしかないです。 某所に生息中の美人な変態やピンボケな魔王よりかはマシなはず…、たぶん。いや、誰も知らないですねごめんなさい。単なる内輪ネタです。 以下ネタバレ。 Ωは出会ったときに運命とわかったのに、αはわからなかった理由としましては、秘書の彼のΩ臭が薄い体質だったからです。 というか、Ωの特徴が表面化しにくい体質だったためです。 作中に入れてもよかったんですが、説明っぽくなるのが嫌で省きました。 αな社長が夢見がちで、運命に会ったときには電撃がおちるとか考えていたせいでもあります。ビビビってね。ロマンチストすぎて困ります(秘書が「そんなのおちませんよ」と突っ込んでます) ちなみに突然の告白は生徒会長にそそのかされた(焚きつけられた?)からです。どこまでもチョロい副会長です…。このくだりも作中では匂わせるだけで省略。少し前に生徒会長に会った…というのが一応フラグです。 →社長視点で書かれた「運命のα」という短編にそのへんの事情はあります。 処女膜うんぬんは、一度最後まで書き上げたあとにふっと思いついて無理くりぶっこんだオリジナルネタです。公式がどうかは知りません。 他の作品で見かけたことなかったので、これは入れねば!と妙な使命感に燃えて、つけたしました。 そしたら7000字を44文字オーバーしたので処女膜のために他を削りました。使命感は本物です。 攻めの処女厨っぷりに読者さまがドン引いても、「さすがにこれは放送できねーよ」とコンテストの選考から弾かれても悔いはありません! Ωには処女膜があるのです!(言い切った) ……でも、かわいらしい巣作りよりもこっちに萌えを見出すから、なんか作者はいろいろダメなのだと自覚はしております…、ハイ、スミマセン。 →処女膜はオリジナルネタのつもりだったけど、他の作者さんも書いているのを後から見つけたのでやっぱり公式だったのかな?と思いました。まぁ公式じゃなくても誰でも考え付くよね子宮があるんだし(笑) ……でも結局、そんなこんなで勢い込んでぶっこんだネタではあったのですが、やっぱりバランスが崩れた感が強くて、どうにもそのままには出来ずに1.2倍くらいに加筆修正したものを別の場所に投稿しました。 ……さすがにこちらに投稿するのはマズいかなと思いまして、某所にこっそりと、自己満足のためだけに(;^ω^) まだコンテスト中だったので、こちらでのお知らせなどは控えさせていただきました。 もしかしてあちらで同作品を見かけた読者の方もいらっしゃるかもしれませんが、あっちを改稿したのがこっちではなくて、元はこっちの話ですよ~と一応付け加えておきます。 作者としましては、手直しをし、……おかげさまですっきりしました(笑) 喉に引っかかっていた小骨が取れた感じで。 この作品が一番手がかかったかな…。かなり改稿もしたし。削ったり付け足したりぶっこんだり…忙しかったです。 短編は書き上げるのはほぼ一気ですが、そのあとすぐにはアップせずに手元に置いて何度も読み返して手を加えて文体やら誤字脱字やらをチェックします。 長編も同様なので、だから更新が遅いのです(…とここで言い訳を入れておく)。 推敲もやりすぎると話の勢いが削がれたり重くなったり説明や描写過多になったりと、利点ばかりじゃないのはわかってはいるのですが、やめられない。 校正作業が好きなんです。どうにも気に入らない文章が日を置いてぴたりとしっくりくるものに合わせられたときの快感がもう…たまらないのwぞくぞくしちゃうw←変態くさい ……まぁ、作者の変態性はともかくとして。 意識して設定したわけじゃなかったのですが、書きあがってみれば、一作目はαっぽいΩ、二作目はΩっぽいα、三作目はβっぽいΩ…と受けがそろいもそろって見かけと中身が違う感じになっていて、よっぽど自分はそういうのが好きなんだな…とちょっと遠い目になりました。 四本目、「αのしつけ方」 これは五年ほど前に某所の覆面作家企画で書いた短編のリメイクです。 あまりにも設定がオメガバースの元ネタ(ふじょっしーさんのブログ内にあるオメガバース設定を参照してみてください)にかぶっていたのと、ちょうど文量も規定文字数に近かったので、試しに手直ししてみた作品です。 もしもご興味がおありなら「開けゴマ」さん(英語に直してねw)に置いてあるので読み比べてみるのも一興かもしれません。 元ネタ寄りなので、ちまたのオメガバースとはちょっと風味が異なりますが、これはこれで異色作として仲間に入れるのも面白そうかな、と思いまして、一番最後のぎりぎりに投稿しました。 いえ、長くさらす勇気がなくて。だって元は完全オリジナルだからずーずーしいかな、と(笑) 余談ですが、書きなれた自キャラを二次創作的にオメガバースとして短編にする…という案もあったんですけど、さすがにそこまでは時間がありませんでした。心残りと云えばそれくらいかな。 さて、四本すべての世界観は同一です。 でも、それぞれ話は別々になっていて、短編として成立していると自分では思っております。 他作品を読まなければ話がわからない、なんてことはないですし、オチは作品ごとについている、はず、です。上手い下手はともかく短編はオチが命だと(勝手に)思っているので、そこは外せません。 別と云っても登場人物は結構かぶっているし、ちらほら他の作品の話の流れが関わってきます。 知らなくてもいいけど、知ってると楽しい…みたいな感じに読んでいただければいいなぁと思っています(*'ω'*) というわけで、四作品の登場人物をちょっとまとめておきます。相関図まではいかないけど、関係性はわかりやすくなるかと思うので。 *生徒会* 生徒会長 殿塚薫 (偽りのΩ、まがい物のα、運命のΩ) 副会長  夢川理 (運命のΩ、後に社長) 会計   神代悠 (まがい物のα) *風紀委員会* 風紀委員長 雛森碧 (偽りのΩ、まがい物のα、運命のΩ) 風紀委員  名無しの二年生 (運命のΩ、後に秘書) *雛森家* 次男 岬 (偽りのΩ、まがい物のα) 三男 望 (まがい物のα) 四男 碧 (偽りのΩ) *始祖の末裔* 先祖返りの異能者 シュン (αのしつけ方、神代が敵わないと思っている相手) 本家の長男    神代 (まがい物のα) 分家(親は出奔) カズサ (αのしつけ方、運命のΩに出てきた警察官)  *転校生* 園原涼太 (偽りのΩ、まがい物のα、運命のΩ) キャラの名前が重複している箇所もありますが、図に描けないのでこんな感じでまとめてみました。 ()内は登場した作品名、または補足説明です。 薫、碧、園原は「αのしつけ方」以外全部にちょこちょこ存在が匂わされていたり、登場してます。 最後に。 7000字以内の短編、という縛りの中で書くのは緊張したけど、面白かったです。 どっぷりオメガバースの世界を堪能しました。 たくさんの素敵な作品が読めて幸せです。 書きたいものは書ききった…と思うので、あとは読むほうを愉しみたいと思います(なんて言っておいてひょっこり何かの続編を書いてたらすみません、シリーズ完結できない悪癖持ちなので…)。 投票にもしっかり参加いたしました。 全作品、読ませていただきました(*'ω'*) いろんな…オメガバースという一つのくくりのなかで、本当にいろいろなお話があり、まるで万華鏡をのぞきこむような気分でわくわくしながら拝読しました。 既定の7000文字というのもよかった。 短すぎず長すぎず、ドラマがきちんと描き出せるぎりぎりのラインかな…と思います。 書き手としては、8000あれば楽です。でも、読み手としては7000は読みやすい分量だと感じました。 前二回のコンテスト作それなりに何作か読みましたが、文字数が5000じゃ書き手としてちょっと厳しく読み手としてはちょっと物足りない印象。 もちろん作者の力量次第で5000文字でも素敵な作品は描き出せるのでしょうが、なかなかハードルが高いだろうなと勝手な感想を持ちました。 一場面特化な話ならいけても、背景をくわしく書き込むのは難しいし場面展開も制限されてしまう。背景省略すると、やっぱり話が薄くなる。 逆に10000あれば書くには楽だと思うけど、上手く書かないと短編としては間延びしちゃう(途中で読み飽きる)気がします。 そういうところも含め、7000字の物語は執筆側、読者側、どちらも楽しめました。 あ、自分が上手く書けたかどうかは全力で棚上げしてます(そこは別:笑)。単なる主観です。 はじめ投票は一人一作品という規定だったので「こっちも好きだしこっちもイイ話なのに選べないよ!」と身もだえましたが、変更により三作品投票可になったので、しっかり三作品にぽちっとしました(*´ω`*) でも結局三票でも迷いに迷ってせめて五票権利があれば、いや十票は欲しい…!と票が増えてもやっぱり悶えたりした作者です。←キリがない… そうやって考えると開催者側の苦労も忍ばれます。 ……やっぱり身もだえながら審査するんでしょうか…? こっちもいいしあっちもいい!なのに選べるのは一作品だけ!という状況は、けっこう苛酷な作業だと思います。胃が痛くなりそう(;^ω^) 「俺はこの作品がいいと思う」 「いえ、やはり僕はこちらの作品を押します」 「セリフがこっちのがいいだろ」 「先輩はいつもセリフセリフって…地の文も大事なんですよ…!」 「セリフのが大事だろーが」 「……まぁまぁ君たち、どっちも大事だからね…落ち着こうね」 「やはりこの話のストーリーは秀逸で、ぐっと引き込まれる」 「いえ、こっちの話のキャラクターの吸引力もすごいですよ」 「ストーリーあってこそキャラも生きるんだろ」 「キャラがしっかりしていてこそ話も生きるんですよ」 「……まぁまぁ君たち、ストーリーもキャラもどっちも大事だからね………なんで君たちいつもそうなの…(溜め息)」 という妄想が頭を過ったり過らなかったり…なんでもBLにしちゃう腐女子のさがですね…。 いえ、こんなお仕事BL展開がされてたらいいなぁ…なんて………なんて…運営さん、ごめんなさい(>_<) 作者の頭の腐り具合はさておき、脳内会議の結果……。 一票も入ってないと自分の作品がかわいそーだな…とちょっとよろめきましたが、心を鬼にして全票他作品に入れました(笑) 作品名は申しませんが、「この話がボイスドラマに合っている!」というよりも「これ好き!」という観点で選ばせていただきました。 主催者側じゃないのでそこは考えない。上記の先輩後輩コンビが考えてくれるでしょう(笑) オメガバース祭りに参加できて楽しかったです(#^.^#) ……ところで、自分の投票数って教えてもらえるんでしょうか…? 知りたい…でも怖くて知りたくないジレンマ…。 0票とかだったら…軽く心が折れる気がする…。 と最後にちょっぴり呟いて、まとめといたします。 ……はからずも、この雑記もちょうど7000字ぎりぎりとなりました(*´ω`*) ここまでお付き合いありがとうございました♪

ともだちにシェアしよう!