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友人を馬鹿にされた気持ちになり、ソファから立ち合がるマイケル。
マイケル「リオは僕の友人でもあります!」
父親「ハッ!何が友人だ!たかが使用人!お前もあいつのことを気に入っているようだが、あの様子では長くは持たまい」
マイケル「っ!」
確かに父親の言っていることは正しい。リオの身体を蝕んでいる病気は治療方法が確立されていない。病気自体は何十年も前から存在するが、有効な治療が未だに見つかっていないのだ。
父親「ふん。お前の母親と同じだな」
マイケルが幼い頃に亡くなった自身の母と、リオの病気は同じものだった。
あまりの言葉に俯きながらテーブルを叩きつけるマイケル。
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