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*マイケルの部屋
ハッと目が覚めるリオ。
自身の体を、何かを確認するように手で撫でる。体には体温が無い。
リオ「な、なんで俺は生きている……?確かあの時……」
驚きと疑問に溢れた表情をしているリオ。その時、ガチャと扉が開き、マイケルが食事のトレーを持ちながら現れる。
マイケル「やぁリオ!気分はどうだい?どこか動かないところがあるかい?」
その表情は明るく、いつも通りのマイケルだ。しかし、今のリオにとっては、その“いつも通り”さが逆に引っかかる。
リオ「マイク?何で俺は生きているんだ?もしかして……」
マイケル「あぁ、そうさ。蘇らせたんだ!僕が!君を!」
リオ「なっ――!!」
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